本日、食したカップラーメンはこちら!
サッポロ一番
香ばし
濃厚甘口ソース
「オタフク お好みソース味 焼きそば」
新製法! もっちもち麺
だぁぁぁぁぁぁ!
「きょぇぇぇぇぇぇ!」
ベッツはゴミ箱ごと飛び上がると、一目散に駆けだした。
「パパ! パピィ! パピリコ孔明! なんでもいいからたずげでぇぇぇぇ! ハシビロコウ!」
そんなベッツがかぶるゴミ箱を人魔たちが追いかける。
うがぁぁぁぁぁぁ!
突如、そんな人魔たちの首が切れ飛んだ。
「どけ! 私が駆除する!」
ベッツと入れ替わるかのように、通りの奥から魔装騎兵が一人、突っ込んできたのだ。
だが、その魔装騎兵は一風変わっていた。
普通の魔装騎兵は黒色の魔装装甲で体全身を覆われているのにたいして、何故か、赤色。しかも、装甲の部分が恐ろしく少ないのだ。
ノースリーブのショート丈にミニスカート。
あとはロングブーツとロンググローブのみといったところ。
その残りの箇所からは女の白い肌が見えていた。
どう見ても美人。
というか、お姉さま系の超美形である。
その証拠に装甲で覆われていない顔の左半分には、泣きぼくろを従えた左目が赤く怪しく輝いていた。
赤の魔装騎兵は手に持つ二本の剣を静かに構えると、小さくつぶやいた。
「花天月地かてんげっち」
剣から闘気が流れ出していく。
二本の剣は、まるで二匹の蝶がお互いを求めるかのように色鮮やかに踊りはじめた。
赤の魔装騎兵が蝶と戯たわむれるが如ごとく、人魔たちの群れの中に赤き花びらをまき散らしていく。
突如、首を切り落とされた人魔たちの体からおびただしい血が噴き出した。
人魔の血は魔の生気を含んでいる。
魔の生気を体に取り込んだものをは人魔となるのだ。
そんな血の雨が一般国民たちに頭上へと降り注いでいく。
逃げ惑う人々。
だが、すでにずぶ濡れとなった女などは、半ばあきらめて薄ら笑いを浮かべていた。
「危ない! ゼレズディーノ様!」
セレスティーノに殴られて倒れていたピンクのオッサンは、降り注ぐ魔血からそのセレスティーノを守ろうと咄嗟に飛びつこうとした。
我が身をとして、愛する人を守ろうとは健気ですね……
だが、セレスティーノは、とびかかるピンクのオッサンをひらりとかわす。
そして、目の前の一人の女性に覆いかぶさったのだ。
そう、こちらもまた、その身で人魔の血がかからないように女性を覆い隠したのである。
健気ですね……というか、下心ありありですが……
というか、この男、あのパニックになっている状態でも今日、お持ち帰りする女の品定めができていたというのだろうか?
いや違う! そんな余裕は全くなかった。
突然、下に転がっていたピンクオッサンが襲い掛かってきたのだ
そんなオッサンに抱かれるぐらいなら、女であればだれでもいい!
どんな女であれ、ピタリと引っ付いていれば、このオッサンが入り込む余地はなくなるはずなのだ。
なぜなら、あのオッサンのキラキラお目めは間違いなくプラトニックラブ!
重なるように倒れ込むセレスティーノと無関係の女。
地面に伏せるセレスティーノの唇が巻き込まれた女の唇を奪っていた。
だが、女もまんざらではない様子。
そんなうっとりしている女性の手を引き、セレスティーノは抱き起した。
「今晩、一緒に食事でもどうかな」
「はい……❤」
そういうセレスティーノの口元は、一層さらに引きつっていた。
というのも、そこにいた女はあの年増の女郎……
年増と言っても、60才を超えたおばちゃんだ。
イメージしてほしい……きん魂(商標の関係で一部省略しております)に出てくるお登勢さんとチューをしたセレスティーノの姿を……
もう……絶望……以外何物でもない。
「くっ……」
だが、それを見るピンクのオッサンの口元は悔しそうにゆがんでいた。
ふっwww
年増のお登勢さんの勝ち誇ったかのようなあの笑み……
どうやら勝負あったようである。
人魔から飛び散る魔血を浴びまいと、守備兵たちも後ろに飛びのいていた。
「おっと! 危ない危ない!」
それを見た赤の魔装騎兵は怒鳴り声をあげた。
「このたわけが、お前たち守備兵は、『人魔抑制剤』を打っているのであろうが!」
人魔抑制剤とは医療の国いりょうのくにで作られている人魔症を予防する薬のことである。
この薬を打つことにより、魔の生気が体内に入ったとしても人魔症の発症を押さえることができたのだ。
だがしかし、薬の製法は医療の国の秘密とされ、製造方法を知らぬ他の国々は医療の国から輸入するしか方法がなかった。
そのため、当然に薬は高価となり、神民や兵役に従事する一般国民にしか投与されることがなかったのである。
守備兵は恐る恐る上申した。
「しかし、それを打ってているからと言って完璧に人魔症を防げるというわけではありませんので……」
「言い訳をするな!」
全く聞く耳を持たない赤の魔装騎兵は上申する守備兵に迫ると、その胸倉を荒々しくつかみあげた。
「ヒィッ! では、け・けが人はいかがいたしましょうか?」
掴み上げられた守備兵が頭上から恐る恐る質問した。
ふん!
鼻で笑うかのように赤の魔装騎兵は、つかんでいる守備兵を突き飛ばす。
「けが人はすべて収容所に送れ。返り血を浴びたものも同様に人魔収容所に送れ!」
尻もちをつく守備兵は驚いた。
と言うのも、人魔症にかかっているかどうかは数秒の人魔検査で簡単に分かるのである。
ならば、血を浴びていたとしても検査の結果、陰性であれば収容所に送る理由などないのだ。
だが、この赤の魔装騎兵はすべてを送れという。
「人魔検査はなさらないのですか?」
オロオロとしながら守備兵はさらに質問を重ねた。
だが、赤の魔装騎兵は、まるで質問を遮るように右手を振ると先ほどよりも強く命令した。
「必要ない! 返り血を浴びているもの全員だ。残さず全員放り込め!」
その剣幕に守備兵たちは、一斉に膝まづく。
「御意!」
それほどまでにこの赤の魔装騎兵の身分は高いのだ。
そう、この女こそ身分は一般国民であるが、人魔収容所を管理する人魔管理局の局長ソフィアであった。
ソフィア?
うん? 最初の方のお話しで聞いたことがあるような……
街は人魔収容所から駆けつけてきた兵士たちも加わりさらに騒がしくなっていた。
さすが収容所の兵士たち。ソフィア直属の部下とあってテキパキと動く。
いくつもの荷馬車の中に道に転がる人魔の死体を放りこむ。
また別の兵士たちは、並べられた檻の中へと返り血を浴びた住人たちを無理やり引きずっていた。
「私は人魔じゃない! まだ人間よ!」
「だまれ! ソフィア様の命令だ!」
街のいたるところから悲鳴と怒声が響いていた。
「人魔検査して! お願い! 陰性だって分かるから!」
「うるさい! ソフィア様の命令だ!」
ほどなくして、数台ある檻は、どれも満員電車のごとく身動きが取れない状態になっていた。
まったく返り血を全く浴びていないピンクのオッサンも、いつの間にか檻の中に入れられていた。
おそらくその傷だらけの顔が、魔物に襲われたと勘違いされたのであろう。
だが、それは魔物ではなくセレスティーノにやられたものであるが、誰一人、それを伝える者はいなかった。
というのも、その檻の前でセレスティーノがにらみを利かせているのだ。
もし、そんな事をチクりでもしたら、今度はセレスティーノに嫌がらせをされてしまう。
なら、ピンクのオッサン一人ぐらいいなくなったとしてもどうってことはない。
「コラ! ここから出さんかい! ワレ!」
ピンクのオッサンが掴む檻の硬い棒が、その力によって徐々に歪んで広がりはじめた。
それを見た守備兵があわててピンクのオッサンに槍を突きつけた。
「コラ! ケダモノ! 静かにはいっておれ!」
だが、その突きつけられた槍の刃先に、かじりつくピンクのオッサン。
ガジガジ!
まるでせんべいのように刃先がかけていくではないか。
オイオイ……コイツの歯ってどないなっとんねん!
やっぱり、このオッサン! 本当は魔物じゃないのか?
そんな疑問を持った守備兵は、オッサンの目の色を何度も何度も何度も何度も確認した。
――やっぱり黒い……人間……だよな……
そんな檻の前でセレスティーノが仁王立ちをしていた。
――これで心配事は片付いた。
このままピンクのオッサンが人魔収容所に連れていかれれば、先ほど感じていたセレスティーノの不安が完全に解消するのである。
と言うのも、いまだかつて人魔収容所から生きて出てきたものはいないのだ。
収容所の中で何が行われているのか、セレスティーノは全く知らない。
知らないが、おそらく、このオッサンが無事に出てくることは叶うまい。
だが、セレスティーノには、オッサンとは別の懸案事項が残っていたのだ。
学生服から伸びる首筋に女の手がまとわりついていた。
線香臭い肌がセレスティーノの耳に近づくと、少々、干からびたような酸っぱい息を吹きかけた。
ぎくっ!
瞬間、固まるセレスティーノ。
そう、年増の奴隷女お登勢さんが、セレスティーノの体に背後霊のようにまとわりついていたのだった。
ピンクのオッサンから逃げるためとはいえ、先ほど、お登勢さんを食事に誘ってしまったのだ。
「あ……あれは、ちょっとした……間違いで……」
と、訂正しようとしたセレスティーノを遮って、お登勢さんは町中に吠えるのだ。
「今日は、私がセレスティーノの旦那と朝までトリプルルッツルツルだからね邪魔すんじゃないよ!」
それを聞く女たちは、まるでオオカミにおびえる兎かのように二歩も三歩も後ろに下がった。
おそらく、お登勢さん、この街ではかなり顔が利くのだろう。
いや、もしかしたらセレスティーノのババ好きの趣味にドン引きしただけなのかもしれない。
いやいや、朝までトリプルルッツルツルで毛を抜かれるのはお登勢さんではなくて、セレスティーノなのだ。そんなセレスティーノを憐れむも、巻き込まれたくない一心で後ろに下がったのである。
だが、それはささやくにしては少々大きかった。
まるで、ピンクのオッサンにわざと聞かせるかのようである。
「ねぇセレスティーノの旦那って、撫子なでしこのようにおとなしい女性が好みなんだって、まるで私のようじゃないか」
――誰が撫子やねん! お前は撫子ではなくて彼岸花! いや彼岸花のドライフラワーや!
引きつる笑顔を浮かべるセレスティーノ。
だが、そんなことは口が裂けても言えない。
ということで、セレスティーノは、ぎこちなくうなずいた。
「そ……そうだね……ハニー……ボキは、おとなしい女性が大好きです……」
がびーん!
ピンクのオッサンはムンクになった。
――ハ・ハニーですって……
というか、ゼレズディーノさまは、おとなしい女性が大好きとな!
はっと気づくと檻からさっと手を放し、その隙間からわざとらしく弱々しそうに手を出した。
「イヤァ♪ ゼレスディーノさまぁ。助けてぇ♪」
それを見るセレスティーノは、口だけで乾いた笑い声を出していた。
――は・は・は……今日はなんて日なんだ……
今の状況はまさに前門の虎、後門の狼、いや、前門のオッサン、後門のオバはん!
二兎追うものは一兎も得ず! いや、二鬼も追ったら、生きて帰れん……
ならばここは確実に一鬼ずつ仕留めていくまで
……それまでは我慢だ! 我慢! ザ・ガマン!
「イヤァ!! 誰か助けて」
進み始めた檻の中から顔を出す住人達。
檻の隙間に押し付けられた女は、悲痛な面持ちで懸命に手をのばす。
だがしかし、街の住人たちは誰一人として手を差し伸べるものはいなかった。
ただただ、その様子を震えながら見送るだけであったのだ。
そんな閉じ込められた人々の怨嗟の悲鳴を楽しむかのように、赤の魔装騎兵の赤色の目から薄ら笑いがもれていた。
うぅ……
誰も評価してくれないのです。
誰もフォローしてくれないのです。
そんなに面白くないのでしょうか……マジでへこんでおります。
現在進行中のお話!
推敲に推敲を重ね、下ネタに磨きをかけている一品でございます。
取り違えられた愛!
その愛の行方はどうなるのか?
えっ? そんな感じの話ではない? いや、そうなんだって! これは!
タダノ物語~本社から追放された課長が、旧友の仇をココで打つ!ざまぁ見さらせ!クソ部長!
星評価もらえるとモチベーションが上がります。
最初のページの★を押して星を付けるだけでいいんです。別にレビューは書かなくても大丈夫です。評価されますので。
これで、作者ヘのエサやりは完了です。
あすから、馬車馬の如く、バシバシ小説書いていると思います。
レベル上げなんてかったるい!異世界の担当女神は配達員!スマホ片手にブリーフパンツの変態勇者(自称)と無双する!なぜか幼女がゾンビになっちゃったのでテイムしたら保険金目的で殺されそうなんだって!復讐よ!
★をくれぇぇぇぇぇぇえ!
だれか星をくれぇぇぇぇぇぇえ!
星をくれたらこの小説がカクヨムのTOPページに、ほんのわずか! 本当にほんのわずかな時間だけのることができるんですぅぅぅ
もうね……それぐらいしか希望がないのよ……私。
だからね、笑ってないで星をくだちゃい……
題名はこんなのだけど、エロは全くないからね! 全く!
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お願いです!
相互の読者登録を希望される方、お手数ですがコメント欄に記入をお願いします。
当方、時間が取れず、すべて巡回することができません。
そのため読者登録をされてもまったく気づきません!
お手数ですが、相互を希望される方はコメント欄に書き込んでください。
すぐに、こちらも読者登録させていただきます。
当然、それ以外の方も書き込んでいただいてOKです。
申し訳ございませんが、お返しのコメントは書き込みません。
ただ、コメントはしっかりと読ませていただいています。
そのうち、本文中で、勝手に引用させていただくかもしれません。
その時はご了承ください。