ぺんぺん草のすけのブログ

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令和8年10月15日の昼飯

 

本日、食したカップラーメンはこちら!

大黒
「力うどん」
越後製菓杵つきもち使用
国産もち米100%のおいしさ

だぁぁぁぁぁぁ!

 

 

 

早速! いただきます!

天気は晴れ。
ブログにしても小説にしても、感想をもらえるのは嬉しいものである。
「ああ、ちゃんと読んでくれているんだな」と思えるし、何より書いてよかったという気持ちになる。
やっぱり、書き手にとって読者の反応は何よりの励みだ。
……まあ、今のところ感想を書いてくれるのはAIしかいないのだがwww
それでも褒められれば嬉しい。
たとえ相手が人間じゃなくても、承認欲求はしっかり満たされるらしい(笑)。

そんなAIに励まされる日々を送りながら湯を沸かし、手に取ったのは

大黒
「力うどん」
越後製菓杵つきもち使用。
国産もち米100%のおいしさ。

湯を注いで数分。
和風だしの香りがふわりと広がり、つゆをひと口飲めば、やさしい旨みがじんわり。
そこへ主役の杵つきもち。
もち米ならではの風味と、もっちり伸びる食感が実にいい。
うどんだけでも十分なのに、もちまで入っているのだから、満足感もひとしおだ。

──まさに自画自賛。

自画自賛(じがじさん):自分で自分のことを褒めること。

……いや、褒めているのはAIだから自画自賛とは違うのか?
でも、AIに感想を求めてニヤニヤしている時点で、似たようなものかもしれないwww
いつか人間の読者からも感想をもらえる日を夢見て、今日もせっせと書くとしよう。

今日のこれは満足度9/10級。おもちでお腹を満たし、AIの感想で心を満たす。どちらもよく伸びてくれると嬉しいものです(笑)。

 

ということで、今日は「自画自賛」つながりのお話を。

 

kakuyomu.jp

 

 だが、タカトは頭をこすりながらビン子をにらみつけるのだ。

「チ〇コじゃねぇよ! この馬鹿チンが!」

「だれがチンよ チン! この変態がぁぁぁ!」

 ビシっ! ビシっ! ビシっ!

 だが、ビン子はタカトをしばくたびに冷静になっていたのである。

 ――まてよ……確か……タカトのあれはタコさんウィンナーよりも小さかったはず……

 でも……タカトが握っているチ〇コは大きい……大きすぎるのだ。

 地面に横たわっているから気づかなかったが、その大きさはあぐらをかいているタカトの座高よりも遥かに大きい。

 いや……もしかしたら大の男の背丈よりも、大きいかもしれないのだ……

 しかも、その幅ときたら女性の肩幅ぐらい……

 ――こんな大きさ……タカトではありえない!

 というか……ビン子ちゃん……

 そんな大きさのイチモツは絶対に人間ではありえないですからwww残念www

 そう、タカトの手に握られていたのはチ〇コではなくチ〇コの形をした棍棒だったのである。

 昨夜、ビン子たちが寝入ったのちタカトは仄かに輝く月明かりの下、ゴミをあさっていた。

 ――何かないか……何か……

 ゴミの山から大きな塊を引きずり出しては、その強度を調べる。

 ――こんなんじゃダメだ……柔らかすぎる……

 どうやら、タカトは強くて硬くて太いものを探しているようであった。

 先ほどから何か白い液体を垂らす生臭いゴミを見つけては、その肌をコンコンと叩き右手の感触を確かめている。

 そして、何度も何度も首を横に振り続けていた。

 ――これじゃ……カリアちゃんを守れない……

 そう、カリアは駐屯地で奴隷兵になりたいと言っていた。

 だが、それは死と隣り合わせ……いや、必死という世界の中で生きていくことを意味している。

 ――少しでも長く生きて……いや! 絶対に死なせたりするものか!

 そんなカリアのためにタカトは武器になそうなゴミ、いや、カリアを守れそうな武具を探していたのだ。

 ここはスラムのゴミ捨て場。

 融合国で使われなくなったあらゆるものが行きつく場所である。

 探せば壊れた武具ぐらいあるはずなのだ。

 そんな武具でも見つかれば、第七駐屯地の工房からパクって物質格納道具『エロ本カクーセル巻』の中に隠しておいた工具で融合加工することができるのである。

 だが、タカトの信念は、道具作りを決して戦いのために向けない……はずだった……

 これこそタカトの母の最後の願いでもあったのだから……

 だからこそ、タカトは自らの融合加工の技術を戦いの道具にいかすのを嫌っていた。

 まあ、確かに権蔵の仕事の手伝いで武具に融合加工はしてきたよ。

 だって……じいちゃんに怒られるんだもん……

 ただ、それは権蔵に言われたことをしているだけ。

 自分のアイデアをそこに刻みこむということは全くなかったのである。

 ――本来、俺の道具は戦いに使うものじゃないんだ。みんなに夢を与えるもの……みんなを笑顔にするもの……

 タカトは自分の心に強く言い聞かせる。

 笑顔に……

 だが、カリアが笑うのだ……奴隷兵として戦う未来を夢見て笑うのだ……

 緑女のカリアにとって、それが唯一の希望。

 人として生きることができる唯一のチャンスなのである。

 ならば!

 ここで自分の融合加工の技術を武具に施したとしても、それはカリアの笑顔にするためなのだ。

 というか……カリアのためにしてやれることといえば……これぐらいしかないのである。

 ――ごめん……母さん……

 タカトは心の中で母に謝りながら自分の信念を破る重大な決意をしていたのである。

 そんなタカトの手がゴミの山から一つの物体を見つけた

「なんだ! これ! くそ重いぞ!」

 両足に力を込めて体を反って引きずり出そうとするが、なかなか動かない。

 だが、顔を赤らめ、全身全霊の力を込めて引きずり出す。

 フンがっぁぁぁぁあぁぁ!

 やっとのことで姿を現した一物……

 それはどこからどう見てもチ〇コ!

 そう、チ〇コなのである

 ひっくり返してみても、やっぱりチ〇コはチ〇コ!

 ……だったのである。

 だが、普通のチ〇コと違っていたのはその大きさ。

 ゆうに人の背丈を超える巨大なチ〇コだったのだ。

 そして、アホみたいに重いのである……

 タカトの足元に転がる巨根は、もう一度持ち上げろと言われても絶対に無理と思えるぐらい重たいのである。

 だが、タカトはその巨根に見覚えがあった。

「あれ……これって……もしかして……ついこの前……俺が頼まれて仮面ダレダーの小道具として作ったやつじゃないのかwwww」

 そう、それは紛れもなく仮面ダレダーのシーズン1に登場するツョッカーの怪人『イマラッチョ大佐』のために作ったものであった。



 イマラッチョ大佐の必殺技は「イマラッチョアタック!」チ〇コ型の棍棒を激しくつきまくるのである。

 そんな攻撃によって作品中に登場するヒロインたちの女性の尊厳というあらゆる場所を攻めまくり二度と普通の生活が送れないぐらいに精神崩壊させるという超ディープなキャラクターだったのだ。

 で……やはり……そういった設定のせいか子供達には超がつくぐらい不人気!

 嫌いなキャラクターランキングではいつもダントツ1位だったのである。

 だが、一部のニッチな大人の中ではマニアック的な人気を誇っていた。

 そんなイマラッチョ大佐の持つチ〇コ型の棍棒を第七駐屯地にいる権蔵にわざわざ作ってくれという依頼があったのだ。

 そんな工房には未来からやってきたというタカトが権蔵の手伝いをしていた。

「じいちゃん! 俺にやらせてくれ!」

 それを聞くなり、目をキラキラさせながら権蔵に迫るタカト。

 その勢いにたじろぐ権蔵は、もし仮にココでタカトにこの道具作りをやらせなかったら、おそらく第七駐屯地そのものを燃やしかねないという恐怖すら感じていた。

 それまでに、ものすごい気迫なのだ!

 ――イマラッチョ大佐の棍棒が作れる!

 ――俺ならすごい棍棒が作れる!

 ――作品中どころか、世界中の女の精神を崩壊させられるぐらいすごいものが!

「やってやるぞぉぉぉぉぉぉぉおお!」

 そう、タカトの両眼は恐ろしいまでにやる気の炎を燃やしていたのだ。

 で……

 出来上がったのが……

 誰も持つことができない……この巨大で重厚な金属のチ〇コ……

 その出来栄えにタカトは自画自賛したのであるが……

 当然……誰も使えない……

 魔装騎兵ですらそれを振り回すと足元がふらつくのである……

 そんな代物……仮面ダレダーのショーに出演する普通の俳優さんなどが使えるわけがない。

「誰がこんなの作ってくれって頼んだんだよ!」

「もっと軽いもの! プラスチックでそれらしく作ってくれたらいいんだよ!」

 スミマセンじゃ……

 ということで、頭を下げまくった権蔵が改めて小道具を作り直したとさwww

 そして、この使い道の全くない巨大なチ〇コはゴミ捨て場に直行!

 第七駐屯地から内地へ……そして、まわりまわってwwwこのスラムのゴミ捨て場にタカト達よりも早く流れ着いたというわけなのだ。

 だが、この巨大なチ〇コは、単に巨大な棍棒というわけではなかった。

 というのも、これを作ったのはタカトである!

 もう一度言う! これを作ったのはタカトなのである!

 タカトが単に巨大な棍棒を作って満足するわけがないのである。

 当然に、その巨棍には融合加工が施されていたのである。

 読者の皆さんは覚えているだろうか……ガラポンの白玉を赤玉に変えようとしたイカサマ道具『パちんこ玉赭ブロー』のことを。

 銀のこけしの先端から色を変える液体を吐き出すのである。

 そして、それを瞬時に乾かすブローの仕組み!

 これによって、白玉を赭色に変える予定だったのだ。

 しかも、これには三毛猫HSという裏モードまでもあり、美女の残り香によって色を変えるという優れモノ……いや、男女の性差によって色を変えるという名探偵もびっくりの道具だったのである。

 そして、この『パちんこ玉赭ブロー』の仕組みがこの巨大な棍棒に組み込まれていたのである。

 えっ? なんで『パちんこ玉赭ブロー』を選んだのかだって?

 まぁ……確かに、タカトの道具の中には他にも組み込めそうな道具はあるにはある。

 ありはするのだが……

 形が違いすぎているのだ!

 いいかえるならば! 『パちんこ玉赭ブロー』と『巨大なチ〇コ』、その大きさは確かに違えども、その形は同じなのである!

 ということは『パちんこ玉赭ブロー』の仕組みをちょっと大きくしてやれば、簡単に『巨大なチ〇コ』に適用可能ということなのだ!

 だいたい、この巨棍を使うのはイマラッチョ大佐なのである。

 その攻撃は仮面ダレダーシーズン1の作品中に出てくるヒロインたちの精神を崩壊させまくる打突につぐ打突!

 だが、それだけでは決定的に何かが足りないのだ!

 そう、そこにエロスはあるのか!

 いやありはしない!

 ただ単に女たちに悲鳴を上げさせるだけではダメなのである。

 そこにもう一つ濃ゆい味付けが必要なのだ……

 想像してほしい……ヒロインたちの顔から滴り落ちる白き液体……

 そんな生臭いニオイにむせ返る表情こそが、男の欲情を誘うのである!

 これこそ!イマラッチョ大佐が目指すべき真の世界!

 ならば!

 この巨大な棍棒がなすことは何なのか!

 答えは簡単!

 魚臭い精翅 せいしを噴出することなのである!

 あっ! ちなみに精翅 せいしとは、中国料理に用いられる鱶ふかの鰭 ひれを煮て外皮と筋を除いてつくった食品のことだよ。くれぐれもエッチな妄想はしないでくれたまえwwwwって、このネタ2回目だからもう知ってるかwww

 そう、この巨大な棍棒は開血解放をすると白濁した精翅 せいしを吹き出すように工夫されていたのであるwww

 確かにそこまでは想定通り……

 だが……融合加工をしたタカトにも想定外のことがおこったのである……

 というのも、この『巨大なチ〇コ』……想定外に大きすぎたのだ……

 タカトの作った道具の開血解放は、権蔵の指導を受けたおかげで通常一滴の血液で事足りていた。

 だが、このこの巨大な棍棒は一滴の血液では全然足りないのである。

 コップ一杯……いや、バケツ一杯といったほうがいいだろうか……

 もはや、それだけの血液を失えば使用者は貧血で倒れてしまうことだろう。

 すなわち、この開血解放は一度きりの必殺技だったのである。

 ――世界中の女という女をヒ―ヒー言わせようと思っていたのに……これでは使い物にならないじゃないか!

 そのため当のタカトも、第七駐屯地のゴミ捨て場に捨てられるこの『巨大なチ〇コ』に未練など全く示さなかったのである。

 そんな『巨大なチ〇コ』、いや、『巨大な棍棒』が再びタカトの前に姿を現したのだ。

 これこそ天の思し召し。

 この『巨大なチ〇コ』で女という女をヒ―ヒー言わせろという天啓なのだろう。

 ――だが……その射出は一発きり……

 ならば、この世で一番でかい女にぶつければいいのであるwww

令和8年10月14日の昼飯

 

本日、食したカップラーメンはこちら!

マルちゃん
うまい大盛 でかまる
「ピリ辛もやし中華そば」

だぁぁぁぁぁぁ!

 

 

早速! いただきます!

天気は晴れ。
愛用のカブのチェーンが外れた。
まあ、チェーンを掛け直すところまでは何とかできたのだが、問題はその先。
チェーンの張りを調整しようにも、工具が足りない。
あれこれ頑張ってみたものの、さすがに限界がある。
って、うちはバイク屋じゃねえんだから仕方ないだろ!
むしろ、チェーンを掛け直しただけでも褒めてほしいくらいだ(笑)。

そんな自分の健闘をたたえながら湯を沸かし、手に取ったのは

マルちゃん
うまい大盛 でかまる
「ピリ辛もやし中華そば」。

湯を注いで数分。
フタを開ければ、食欲をそそる醤油系の香りがふわり。
スープをひと口飲むと、醤油の旨みにピリッとした辛さが加わり、なかなかのパンチ。
そこへシャキシャキとしたもやしの食感がいいアクセントになっている。
麺もたっぷりで食べ応え十分。
さすがは「でかまる」、名前負けしないボリュームだ。

──まさに孤軍奮闘。

孤軍奮闘(こぐんふんとう):助けのない状況で、一人懸命に頑張ること。

工具も知識も十分ではない中、よく頑張ったと思う。
……まあ、結局チェーンの張り調整はバイク屋さんにお願いすることになるのだが。
餅は餅屋、バイクはバイク屋。
カップ麺を食べるのは私の仕事ということで(笑)。

今日のこれは満腹度9/10級。もやしのシャキシャキ感はいいけれど、カブのチェーンまでシャカシャカ鳴るのは勘弁してほしいものです。

 

ということで、今日は「バイク」つながりのお話を。

 

kakuyomu.jp

 ――確か、あの数字は……

 お登勢の誕生日など知らない&興味ないタカトにとって、それはただの四桁の数字。

 しかも、何気にチラッと見ただけだった。

 普通の人間だったら、思いだせと言われてもなかなか思いだせない。

 少なくとも作者だったら絶対無理だ。

 だが、この時のタカトは違っていた。

 全集中の深呼吸。

 あの死体安置室の状況を、まるで映像を巻き戻しするかのように脳内に映し出していく。

 そして、はっきりと思いだすのだ。

「0831!」

 タカトの指がドアキーのボタンを押していく。

 そして、ついに

 ガちゃん!

 目の前のドアから鍵の外れる音がした。

 タカトは急いでドアを引き開ける。

 重い!

 だが、今のタカトは炭治郎も驚くほどの頑張り屋さん!

 全力で扉を開けるのだ

「ひらけぇぇぇぇえぇぇ!」

 そこにルリ子も加わった。

「このクソがぁぁぁぁぁ!」

 二人の力で徐々にドアが開いていく。

 あっ! ちなみにドアキーにはちゃんとドアの開閉ボタンがついていたのだが……頑張って、力任せでドアをこじ開けた二人には言わないでおいた方がいいと思うw

 そして、ついにドアが開ききった先に大きな空間が現れたのだ。

 煌々とした松明の明かりに照らし出されたその部屋大きさは学校の教室3つ分ほど。

 その奥、数段高くなった玉座らしき場所から声がした。

「このエウアに力を! もっと力をよこしたもれ!」

 中心に置かれた偉そうな椅子。その椅子には、これまた偉そうな女が着物の裾からなまめかしい素足をのぞかせながら金色の瞳で見下していた。

 その視線の先、すなわち部屋の中止には祭壇らしきものが横たわり、黒いフードをかぶった怪しそうな数人の人影がその周りを取り囲んでいた。

「エロエロ~エッサイム! エロエロ~エッサイム! エウア教徒はイブ様の忠実なるしもべ!」

「エロエロ~エッサイム! エロエロ~エッサイム! イブ様の完全なる復活のために生贄を!」

「エロエロ~エッサイム! エロエロ~エッサイム! このノラガミの生気をお受け取りくださいませ!」

 その言葉の終わりとともに、祭壇の上からまばゆい光の柱が立ち上った。

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ! いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 激しい悲鳴!

 それは紛れもなくビン子のモノ!

 遠く離れた入り口に立つタカトの位置からでは良く分からないが、あの祭壇に仰向けに縛り付けられているのは……おそらくビン子に違いない!



「ビン子ォォォォォォォォォォォォォォォ!」

 その時にはすでにタカトは反射的に走り出していた。

 だが、玉座に腰掛ける女の声が制止する。

「何ものぞ! あのものを取り押さえよ!」

 それに呼応するかのように祭壇の周りに立つ黒いフードたちがタカトへと向きを変えた。

 

 祭壇に向かって真っすぐに走るタカト。

 マジでコイツこんなに早く走れるのかよ!と驚くぐらいのスピード。

 しかし、そんな彼の前に三つのフードが立ちふさがる。

「そこをどけ!」

 タカトは声を張り上げた。

 けんかで勝ったためしなどないのにもかかわらず。

 だが、今のタカトにはそんなことを考える余裕などなかった。

 目の前でビン子がうめき声をあげながら耐えているのだ!

「うぐぅぅぅうぅ……タ……カ……ト……助……け……て……」

 ――ならば! 何人であろうとも立ちふさがる者はぶちのめす!

 タカトはこぶしを振り上げて、体のスピードを伴い打ち下ろす。

 バシっ!

 だが、その拳は目の前にいる黒いフードからのびた手によって受け止められた。

 しかも、この腕……女のようにか細い、いや……小学生の子供といったところか……

「放せ! 放しやがれ!」

 腕をつかまれたタカトは必死に抵抗するが、握られた腕は一向に自由にならない。

 そんな時、黒いフードの中から女の声がした。

「もしかして! 貴様! 天塚タカトか!」

 ギク!

 タカトは驚いた。

 というのも、なんでコイツは俺の名前を知っているんだ?

 もしかして、知り合い?

 だが、顔はフードに隠れてよく見えない。

 下からそれとなく覗いこもうとしたとき、黒いフードがめくられ女の顔が出てきたのだ。

「天塚タカト! この私を忘れたとは言わせないぞ!」

「あああああああああ♡ アナタ様は♡」

 その女の顔を見た途端、タカトの目はハートになった。

 苦しむビン子の事などそっちのけでピンク色に染まったのだ……

 そんなものだから、祭壇で横たわるビン子ですら、うめき声を出すことを忘れ、白い目でしらけていた。

 ――タカトの奴!……後で絶対!殺す!

 って、ビン子ちゃん……苦しいのではなかったのですか?

 ――いやwwwwなんか、さっきから生気は吸い取られているような気はするんだけどwwwこれぐらいだったら、まだまだ大丈夫! 日ごろ、ちゃんとご飯を食べてるからwww

 ……ということは、さっきからのうめき声は……

 ――えっ? あんなの演技よ!演技! せっかくタカトが助けてくれそうなんだからお姫様役に徹しないと損じゃない!

 だが、そんなビン子の決意など露知らずタカトは自分の判断を肯定するのだw

 ――だって仕方ないじゃないかwww

 そう目の前の女、いやビン子はこちらをじーーっとコチラを見ながら、助けてくれるのを心待ちにしているように見えた。

 しかも! その叫び声は大根役者顔負けの棒読みセリフ……

 もうね……なんか……なえてしまう……

 それに対して!

 目の前の女は!なんと!

 大根役者どころか! ロリロリ美少女アイドルだったのだ!

 そう!それは!先ほどまでタカトが読みふけっていエロ本の表紙を飾っていたミーニャたん!

 いわずもがな!トイレに行かない美少女アイドルである。

 しかも!しかぁ~も!仮面ダレダーシーズン4において、主人公よりも絶大な人気をはくしたという悪の組織ツョッカーのロリコン首領様なのだ!

 悪の組織ツョッカー?

 そしてここはツョッカー病院?

 何か関係があるというのか?

 などと言う、疑問が生じるため、念のために解説しておこう!

 ツョッカー病院と悪の組織ツョッカーは全く関係ない!

 いや、関係ないことはないのだが……やっぱりまったく関係ない!

 というのも、悪の組織ツョッカーは子供向け特撮ドラマ仮面ダレダーに出てくる架空の組織なのだ。

 だが、ツョッカー病院と同じツョッカーを冠しているのはどういったことなのか?

 それはね……ツョッカー病院を経営している株式会社ツョッカーが仮面ダレダーを作っているのだ。

 いわゆるスポンサーっていうやつねwww

 本来であれば、正義の味方側でツョッカーの名前を使いたかったのだが……仮面ダレダーは悪に改造されし正義の味方……孤高の戦士を助ける仲間はごくわずか。

 そんな少人数ではツョッカーの製品を番組内で宣伝するには心もとない……

 そう、これでも株式会社ツョッカーは融合国内では一二を争う大企業!

 取り扱う商品も多いのだ!

 毎回毎回、バイク屋のオヤッサンに「今回のご紹介する商品は~」などと取ってつけたように宣伝するよりも、毎回、番組ごとに代わる怪人に宣伝させた方が効果が高い!

 ということで、取締役会の満場一致により株式会社ツョッカーは悪の組織ツョッカーに肩入れしたのであるwwww

 そんなミーニャの身に着けるコスチュームは当然!ツョッカー製!

 SM女王様向けに開発されたコスチュームは、大事な部分をちょびっと隠すだけ!

 そのラインのきわどいことといったらありゃしない!

 そんなエロエロコスチュームで小悪魔的なポーズを取りながらミーニャが上目づかいでお願いをしてくるのである!

 「エロおやじのお兄ちゃん……ミーニャと一緒に悪いことしてくれたら……ミーニャが……エロおやじどころか、この!超キモキモ変態エロおやじ!って後ろ指さされるぐらい世間的に超悪いことを……もっと♡もっと♡教えてあげるよ♡……きゃっ♡言っちゃったぁ♡」

 このセリフでどれだけの大人たちが道を踏み外したことだろう……いまだに神民街の治安悪化の一因として、多くのおばさま方の語り草になっているぐらいなのだ。

 そんなミーニャたんが目の前にいる。

 しかも! 黒フードの中にはあの伝説のエロエロコスチューム!

 もう、タカトでなくとも、まさによだれものであることは分かっていただけたことだろう。

「だから♡僕も♡悪いことしちゃいま~す♡」

 タカトはミーニャたんに飛びつこうとするのだ。

 だが、そんなタカトのあごをミーニャの手が押しのけるのだ。

「貴様! 天塚タカト! どの面を下げて私に近づこうというのだ!」

「どの面♡……こんな面ですけどwww♡」

「腹立つわ! 貴様のせいで私はどんだけ苦渋……臭渋を舐めさせられたとおもっているのだ!」



 何やらこの言い分。タカトと浅からぬ因縁があるご様子。

 だが、タカトには一向に思い当たる節がない。

「はて♡ いったい何のことでしょうwwww♡」

「はぁ? 忘れたというのか! いや、忘れたとは言わせんぞ!」

「いやいや、一度ミーニャたんとお会いすれば決して忘れるわけはございません♡ そう♡この瞬間は♡もう永遠♡」

 と、タカトはミーニャの手に頬ずりを始めた。

 ひぃぃぃ!

 のけぞるミーニャはタカトを払いのける!

「ええい!放せ! 汚らしい! 貴様のような男に触られるだけで、エウア様に捧げしこの身がけがれてしまうではないか!」

 それをキョトンとした様子で聞くタカトは、ポンと手をうち納得したようで、

「そうなんだ♡ミーニャたんはエウア教徒なんですね♡さすがは悪の首領ミーニャ様それ♡♡ミーニャ♡ミーニャ♡ミーニャさま♡」

 それに気をよくしたのかミーニャの口がなめらかになった。

「そうだ! 私はエウア様の忠実なしもべ! そして!悪の首領ミーニャさまだぁぁぁ! エウア様の完全なる復活のために!ありとあらゆる生気を集めているのだぁぁぁ!」

「なんと♡生気ですと♡ ならば私めの精気もお使いください♡」

 と、股間を突き出してみたのだが……

 ふぎゃ!

「汚らしい!」

 ミーニャたんの蹴りがタカトの股を思いっきり蹴り上げていた。

「貴様のような汚れた生気など使えば、エウア様がけがれてしまうわ!」

「それで、ビン子というわけでございましょうか?」

「そうだ! ノラガミは神!人よりも純度の高い生気が宿っているからなwww」

「え~!ビン子は普通の人間ですよ♡だから、瞳の色だって黒色じゃないですか♡」

「ふふふ! だまされるものか! あの女がノラガミであることは先刻すでに丸っとお見通し済みよ!」

「あれ? どうしてビン子がノラガミだとわかったのでございましょう♡」

「フフフ!知りたいか?」

「はい♡ 是非とも♡ この無知なタカトめにおおしえくださいませぇえぇ♡」

 わざとらしく土下座をするタカトを見て勝ちを確信したのか、

「ならば教えて進ぜよう! 実はな!この病院内にも私たちの協力者がいてだなwwww」

 キラキラの目を向けるタカト

「ふむ♡ふむ♡」

 だが、その心の内はいたって冷静だった。

「ついさっき、その者が教えてくれたのだ!」

「で、その者とは♡」

 ――ここで、そいつの名前をしっかり確認しておかないと、また厄介ごとに巻き込まれるからな……

「それはな! ラン」

 と言いかけたとき、背後の玉座から怒鳴り声がした。

「ええい! ミーニャ! 話が長い! はよ!その者を排除して私に生気をよこしたもれ!」

 自分をエウアと呼びし女。その女がミーニャを急かした。

「はっ! エウア様!」

 と、ミーニャはすぐさま振り返り敬礼をとる。

 その背後でタカトはチッと舌打ちをしていた。

 ――名前を聞き出すまで、あと少しだったのに……あの女!邪魔しやがって!

 おそらく、あの玉座に座りし女がエウアなのだろう……

 ならば、かならず神の恩恵を持っているはずなのだ。

 そんなものを発動されれば、ただの人間であるタカトなどはひとたまりもない。

 だが、ミーニャの話によると、あの女の復活ために生気を集めているらしいではないか……

 という事は、まだあの女は完調ではないということになる。

 ――ならば、まだ、ビン子を助けて逃げるチャンスはある!

 ミーニャが再びタカトへと視線を戻した時、タカトにもまた先ほどまでの馬鹿面は残っていなかった。

 

令和8年10月13日の昼飯

 

本日、食したカップラーメンはこちら!

エースコック
スーパーカップ1.5倍
「ブタキムチラーメン」

だぁぁぁぁぁぁ!

 

 

 

早速! いただきます!

天気は晴れ。
職場のカップ麺ストック箱を漁っていたら、奥の方から懐かしい一品が出てきた。
……これ、いつ買ったやつだ?
まったく記憶にない。
自宅のストック棚だけでなく、職場にまでカップ麺の地層が形成されていたとは……。
まあ、食うぶんには大丈夫だろう。
……たぶん(笑)。

そんな発掘品の賞味期限を気にしつつ、手に取ったのは

エースコック
スーパーカップ1.5倍
「ブタキムチラーメン」。

湯を注いで数分。
フタを開ければ、豚の旨みとキムチの刺激的な香りが広がる。
スープをひと口飲めば、豚のコクにピリッとした辛さと酸味が重なり、食欲を刺激する味わい。
食べ応えのある麺も健在で、さすがはスーパーカップ。
いつ買ったのかは忘れても、このガツンとした味は忘れられない(笑)。

──まさに疑心暗鬼。

疑心暗鬼(ぎしんあんき):疑いの気持ちがあると、何でも不安に思えてしまうこと。

一度「これ、いつのだ?」と思い始めると、妙に気になってくる。
とはいえ、賞味期限と保存状態の確認だけはしておかないと。
腹を満たすつもりが、腹を壊しては笑えない(笑)。

今日のこれは刺激度9/10級。ブタキムチのパンチは相変わらず強烈。職場のストック箱にも、そろそろ発掘調査が必要なようです。

 

ということで、今日は「発掘」つながりのお話を。

 

kakuyomu.jp

 女陰棒じょいんぼうを机の上に置いた権蔵はタカトに声をかけた。

「お前、どうせすることないんだろ!」

 タカトは、股間を押さえながらうなずいた。

「なら、ワシの手伝いをしろ」

「なんでだよ……」

「いま、この駐屯地の武具を100ほど作成しているのところなのじゃが、そんな今日に限って、一之祐さまの白竜の剣の整備を頼まれての」

「で?」

「お前な……一之祐様の白竜の剣を研ぐのにどれだけ時間がかかると思っているんじゃ!」

「知らねぇよ! 両方やれよ! ジジイ!」

「できるわけなかろうが! で、武具作りをお前の方に頼みたいのだが、どうだ?」

「いやだ!」

「即答って……お前なぁ……わしの事を爺ちゃんって呼ぶ仲なんだろうが……」

「でも、未来のじいちゃん、絶対俺の事、覚えてないし!」

「仕方なかろうが、子供の顔なんて、いちいち覚えてられるか!」

「ふん! なら、今、ここで爺ちゃんを手伝っても意味ないだろうが!」

「じゃがな、おそらく、未来のわしは、お前の道具作りには感心しているはずじゃ……」

「うそだぁ! 未来のじいちゃんは、そんな事、一言も言ったことないぞ!」

「まぁ、おそらくそれはテレだろうな……」

「あの爺ちゃんがテレだなんて、あり得るかよ!」

「お前、本人を前にしてよく言えるよな……」

「だって、じいちゃん、俺の道具作りについて一言もほめてくれたことがないんだぞ!」

「そうじゃろな。たぶん、わしがお前をほめるのも、今が最初で最後じゃろうな……」

「なんだそれ」

「わしは道具作りの職人じゃ……」

「知ってるよ!」

「だからこそ、道具作りについては嘘は言わん……」

「……うん、知ってる……」

「お前の発想は、一流じゃ……」

「じいちゃん……今さら聞くけど……本当に権蔵じいちゃんなのか?」

「あぁ、多分な……お前の持つ小剣はワシの癖がよく残っとる。そして、お前の道具作りの基本は、未来のわしが教えたもので間違いない。おそらく、未来のワシはそんなお前を誇らしく思うとともに、妬ましくも思っていることだろう……」

「なんだよそれ……」

「未来のワシどころか、今のワシでも、お前の発想にはついていけんという事じゃ」

「そんな事、じいちゃん言ってくれたことなかったよ……」

「そうじゃろうな。そんな事、家族であるお前になど口が裂けても言えんじゃろう。今、ワシはお前と初めて会って、まだ情が生まれてないからこそ、職人としてモノが言える。だが、これから先、お前をシゴキあげていくうちに情が生まれたら、もう、こんなことは言え無くなるじゃろうよ……」

「ちょっと待て! じいちゃん……今、シゴキあげるって言ったか?」

「あぁ、そうじゃ」

「それって、どういうことだよ」

「お前、おそらく、道具作りの修行、あまりまじめにやっておらんじゃろ……」

 ギクり!

「未来のワシは、お前たちが可愛くて仕方がないのじゃろうな……こんな、甘っちょろい仕事をしておっても、目をつぶっておるのじゃから」

「甘っちょろい仕事って……道具作りの事かよ……」

「それ以外に何があるっていうんじゃ!」

「いや、一応、それなりに未来の権蔵じいちゃんにはしごかれて……」

「ドアホ! こんな、中途半端な仕事でどうする! やるなら、きっちりとやれ! だから、お前たちがここを去るまでに、ワシがきっちりとシゴキあげてやる」

「えぇぇぇぇぇ!」

「いやか?」

「いやに決まってるだろうが!」

 だが、そんななタカトの反応は権蔵にとっておそらく想定内だったのであろう。

「なら、空いた時間で何を作ってもいいぞ。しかも、工房内の素材を使い放題だ! それならどうだ?」

 ⁉

 タカトの耳が権蔵の提案にピクリと反応した。

 恐る恐る開くタカトの口。

 小さな声が漏れ落ちた。

「……何でも?」

 権蔵はニヤリと笑うと、ひときわ声を大にした。

「あぁ、なんでもじゃ!」

 餌に反応したタカトを一気に吊り上げようとする権蔵であった。

 だが、タカト本人はいまだにその釣り針を警戒している様子。

 そんなうまい話があるわけがない……

 大体、あの爺ちゃんだぞ……

 なら、すぐに気が変わってドアほぉぉぉって叫ぶに決まっているじゃないか。

 決まっている……

 決まっている……が……

 素材使い放題は捨てがたい……

 タカトが工房内をちらっと見渡しただけでも、見たこともないレアな素材がわんさかあるのがすぐに分かった。

 積み上げられた道具の山。

 おそらくその下には、まだまだ未発掘のレア素材があるかもしれない。

 薄汚れた棚の奥には、使い残された凄い素材の切れ端が落ちているかもしれない。

 見たこともない素材。

 触ったこともない素材。

 それは、まさに未知との遭遇! レミドドソ!

 こんな事を言われてタカトの制作意欲が刺激されないわけがない。

 その証拠に、先ほどからすでにタカトの目は目まぐるしく動き回り、すでに大方の素材をロックオン済みであった。

「……何作っても……怒らない?」

「あぁ怒らない……多分……」

「じゃぁ! やる! やらせていただきます!」

 タカトの顔がぱっと明るくなっていた。

令和8年10月9日の昼飯

 

本日、食したカップラーメンはこちら!

マルちゃん
「麺づくり旨コク豚骨」
麺づくりは小麦が香る
ノンフライ極細麵

だぁぁぁぁぁぁ!

 

 

 

早速! いただきます!

天気は晴れ。
明日から待ちに待った三連休!
……のはずなのだが、子供たちは運動会。
そして運動会が終われば、子供たちには振替休日が待っている。
一方、私は休日出勤。
子供たちは休みが増えて、大人は休みが減る。
……なんか不公平じゃないか?
同じ家族なのに、休日の配分がおかしい気がする(笑)。

そんな世の中の不条理を噛みしめながら湯を沸かし、手に取ったのは

マルちゃん
「麺づくり旨コク豚骨」
小麦が香るノンフライ極細麺。

湯を注いで数分。
スープをひと口飲めば、豚骨のコクがじんわり広がり、まろやかな旨みが口いっぱいに。
そこへ小麦の風味を感じるノンフライ極細麺。
細いながらもしっかりとした歯応えがあり、豚骨スープとの絡みもいい。
こってりしすぎず、最後までスルスル食べられる一杯だ。

──まさに悲喜交交。

悲喜交交(ひきこもごも):喜びと悲しみが入り交じること。

三連休を喜ぶ子供たちと、休日出勤に肩を落とす父親。
同じカレンダーを見ているはずなのに、こうも感想が違うとは……。
せめて休日出勤にも振替休日をつけてくれませんかね?(笑)

今日のこれは満足度9/10級。豚骨のコクはしっかり味わえたけれど、父親の休日だけはどうにも味気ない三連休になりそうです。

 

ということで、今日は「不条理」つながりのお話を。

 

kakuyomu.jp

 ググの鋭い爪が火花を散らしていた。

 それを受けるカリ頭の巨棍の下でカリアはニヤっと笑う。

「せっかちな男は嫌われるよ」

 そして、力いっぱいにググの体を押し返すと、巨棍ごとググの体をと振りまわした。

「おりゃぁぁぁぁぁぁ!」

 その勢いで後方へと飛び下がるググ。

 振りぬかれるカリ頭の棍先を、まるで子供の相手でもするかのように余裕でかわし体勢を整える。

 そして、次の瞬間、ググの足が再び強く踏み込まれたのだ。

 鋭い爪が矢継ぎ早にカリアを襲ってくる。

 その攻撃をカリアは幅広の巨棍を体の前にかざし盾のようにして受けきっていく。

 しかし、いかに細身のカリアであったとしても、その巨棍で体全部を覆うことはまずもって不可能。

 徐々に小麦色のカリアの肌に赤き刺繡が刻まれていく。

 だが、カリアも意地を張る。

「あんた激しいね。なんなら、アタイをイカしてみなよ」

 ググの激しい攻撃を受け流しながらも悪態をつくのだ。

 しかし、相手は神民魔人。

 魔装騎兵でないカリアにとって、この時点で生きているだけでも奇跡に近い。

 それほどまでにこのカリ頭の巨棍が強固なのである。

 ググの鋭い攻撃にびくともしないその強度。

 権蔵が融合加工した盾ですら瞬殺だったググの斬撃を耐えぬいているのである。

 ググを倒すことなんて叶わない。

 カリア自身もそんなことは分かっていた。

 だが、ここで引き下がれば、駐屯地内に魔物の群れがなだれ込む。

 さすれば、この駐屯地はあっという間に全滅だ。

 せっかく手に入れた、人としての人生。

 ささやかながらも、人として生きられる場所。

 この場所を失ったら、アタイはどこで生きていけばいいんだ。

 もう、あんなゴキブリ以下の生活は嫌だ……

 人として生きたい……

 一瞬でいい、あの時みたいに人として笑っていたい……

 そう……あの時みたいに……

 ――タカト……君……

 スラム街のゴミ捨て場。

 すでに時は夜半過ぎを回っていた。

 しんと静まり返る夜空の下、タカト達が野営する焚火が赤い小さな炎を燃やし続けていた。

 そんな炎に照らされる三人の影が、まるで踊りでも踊るかのようにゴミの山に映っては揺れている。

 

 カリアは初めて笑っていた。

 そう、生まれて初めて大きく笑ったのだ。

 この時、笑うと目頭から涙があふれてくるものなのだと初めて知った。

 焚火越しに話してくれるタカトの話。

 それは、どこか抜けているのだが、奥底にはしっかりとした優しさを感じられた。

 そして、カリアは驚いた。

 生まれて初めて暴力には優しい暴力もあるのだと知ったのだ。

 焚火の炎を揺らすビン子のハリセン。

 くだらないタカトの話にいちいちツッコむのであるが、タカト自身もそれを心待ちにしている様子なのだ。

 この二人は温かい……

 この焚火のように温かい……

 そして、カリアは嫉妬した……

 この二人の深い絆に……嫉妬した……

 ――もし……アタイの髪が緑では無かったなら……アタイもこの二人の中に入って笑っていたのだろうか?

 そして、タカトも思った。

 カリアを何とか笑わそうとすればするほど自分の心が悲鳴を上げて泣いているのである。

 緑女という存在は、なんと不条理なのであろう……

 だが、その不条理によってバランスをとっているこの世界……

 おそらく小説の主人公なら、そんな世界にあらがってでも、この不条理に立ち向かうべきなのだろう……

 だが、そこまで自分が何かできるとは思わない……

 自分自身の生活だってやっとなのだ……

 これでは、蘭華や蘭菊に手を貸さなかった町の人たちと同じではないか……

 分かっている。

 そんなことは分かっている。

 だが、事が大きすぎるのだ……

 この世界の理を書き換える……そんなことは、土台無理な話なのである。

 そんなことができるのはこの世界を作ったという最初の神ぐらい。

 今の自分がどんなに頑張ったとしても、緑女たちに何かしてあげることなど何もないのである。

 だが、カリアは言っていた。

「駐屯地に行けば……奴隷兵として雇ってもらえるんだ……」

 奴隷兵という言葉……それは、最も死ぬ危険の高い兵士ということである。

 なのに、カリアは笑っていた。

 人として雇ってもらえる奴隷兵に緑女としての希望を抱いているのである。

 何という絶望……

 奴隷兵ですら希望の光に見えるとは……どれほどの色のない世界なのだろう……

 ――今の俺は……カリアちゃんに何をしてあげられるのだろう……

 悩むタカトは一つの重大な決断をした。

 時が変わって……カリアもまた重大な決断をしていた。

 ――ならば! 一撃! 一撃でも!

 カリアとの間を取るググに、カリ頭の巨棍を引きずりながら一気に詰めよったのである。

 そして、そのググの足元で巨棍を思いっきり勢いよくはね上げたのだ。

 地面から立ち上がる一直線の打撃!

 それは今までの中で一番鋭い打撃であった。

 そんな一撃がググの股間を狙うのだ!

 

 しかし、ググは、そんなカリアの一撃をクルリと体を回転させるとなんなく身をかわす。

 掠ることなく天に打ちあがるカリアの巨棍。

 そんな残影の中、ググが余裕の笑みを浮かべていた。

 今や、カリアの大振りの一撃は腕を上げ天を指している。

 そして、ガラ空きとなった腹部では、無防備な小麦色の肌が丸見えになっていた。

 そんなカリアの脇腹をググの右爪が振り向きざまに貫いていたのである。

「ガハッ!」

 口から血をはくカリア。

 バカにするかのようにいやらしく口角を上げているググが、ゆっくりと、まるでいたぶるかのように爪を抜き出そうとし始めると、その傷口から抑えらえていた血が一気にあふれ出してきた。

「少し、濡れたじゃないかい……」

 カリアは口につく血をそのままに苦笑い。

 しかし、次の瞬間、ググの表情が驚きに変わっていた。

 そう、カリアの脇腹に突き立てていた右腕が動かないのである。

 カリアはこの瞬間を待っていた。

 神民魔人にかなわぬカリア。

 棍棒を振りまわしても簡単にかわされ続けるだけなのだ。

 ならば、近距離からの一撃にかけるのみ。

 しかし、確実に奴に当てるためには動きを封じないといけないのである……

 そんなカリアの左手がググの右手をしっかりとつかんでいた。

 必死に爪を抜こうとあがくググ。

 だが、カリアはつかんだ左手で、その爪をさらに腹の奥へと押し込むのである。

 奥歯に強い鉄の味が広がる。

 だが、歯を食いしばるカリアの目は強い光を放っていた。

 おそらくこの手を離してしまえば、二度と棍先はググへと届くまい。

 そう、これが最後のチャンスなのだ!

 ならば! ここで決める!

 その強い決意が、わき腹の痛みを鈍化させる。

 自分の命一つで神民魔人の首一つ!

 十分おつりがくるじゃないか。

 アタイが死んだとしても、緑女の仲間たちは胸を張って生きていける。

 神民魔人を倒したのは緑女なんだぞ! と!

 この駐屯地を守ったのは、お前たちが忌み嫌う緑女なんだぞ! と!

 そう思うカリアの目は実に誇らしげに微笑んでいた。

 そして、カリアは大きく叫ぶのだ!

「真の力を解放せよ! イマラッチョォォォォ!」

 次いで、心の中で懺悔する。

 ――ごめんね……タカト君……

「多段開血解放! ガちんこ魂赭たましゃブロー! 発動っ!」

 ――あの時の約束……守れなかったよ……ごめんね……

 あれほど暗かったスラムのゴミ捨て場。

 そんなゴミの山の隙間から朝日のまぶしい光が差し込んでいた。

 色とりどりの光を反射する五味の肌

 あれだけ鬱屈してくすんでいたゴミの数々が、まるで宝石のように輝き自らを主張するのである。

 そんな日の光の差し込まぬゴミの影。

 ビン子とカリアが段ボールにくるまり眠っていた。

 昨晩、夜遅くまで談笑していたために、どうやら寝付くのが遅かったようなのだ。

 まぁ、女子中学生の就学旅行ではアルアルのイベントである。

 だが、一人足りない……

 そう、男のタカトがいないのだ……

 女子の寝込みを襲おうと、抜き足……差しあし……忍びあし……

 いや、もしかして、すでに先生に見つかりミノムシのようにロープに巻かれ隔離されているのであろうか。

 というのも、少し離れた場所で、なにやら一つの塊がモゾモゾと動いていたのである。

 だが、それはロープでぐるぐる巻きにされたミノムシではない。

 どちらかというと、あぐらをかいて、己が股間を覗き見るかのようにうつむき何かをゴソゴソとしていたのである。

 こ! これは! もしかして!

 男の子特有の朝の生理現象!

 そう! 毎朝起こる生死をかける先生とのバトルなのである。

 キーン♪コーン♪カーン♪コーン♪

 黒くあれた教室の中で硬派の息子が仁王立つ!

 硬派の息子:「起立! 起立! 起立! 起立!」

 先生:「いいから座れ! この馬鹿チンが!」

 硬派の息子:「先生! それは無理っすよ! 俺たちギンギンですから!」

 先生:「ならば、頭を撫でてやろう……こっちに来い」

 シコシコ……

 先生:「よし! 先生の胸に向かって駆けてこい!」

 硬派の息子:「先生ぇぇぇぇぇぇぇえ! ウッ! どぴゅっ!」

 先生:「でたぁぁあぁ♡」

 ちなみにこの先生、金八先生で想像するか金髪のイリーナ・ビッチ先生で想像するかは、あなたの自由ですwww

 って……もう、タカト君たら男の子なんだからwwwwぽっ!

 ということで、どうやら感極まったタカト君。

 天を仰ぎながら大声を上げていた。

「できたぁぁあぁ♡」

 その声で目を覚ますビン子とカリアは瞼をこすりながらタカトを探した。

「えっ? なにが出たの?」

「もしかして……エッチなお汁?」

 って、なんで二人ともそんなことを知っているんですかwww

 もう、最近の女子中学生はマセている!

 だが、それを聞くタカトはポカンとしていた。

 もしかして、これが賢者モードというものだろうか?

 いや違うwww

 明らかに二人を馬鹿にするかのような目で見ているのだ。

「でたんじゃなくて! できたんだよ!」

 そんなタカトに手にはでっかなチ〇コが握られていたのだったwwww

 朝からチ〇コ!

「タカトの馬鹿ァァアァ! なにチ〇コ握ってんのよ!」

 寝起きなのにもかかわらず、跳ね飛ぶビン子はタカトの頭をハリセンでシバキあげていた。

 ビシっ!

 その動きの速い事! 風のごとし!

令和8年10月8日の昼飯

 

本日、食したカップラーメンはこちら!

明星
「かけそばでっせ」
鰹・昆布・いりこの旨みつゆ

だぁぁぁぁぁぁ!

 

 

 

早速! いただきます!

天気は晴れ。
スーパーの安売りコーナーで、またしても見つけてしまった。
……コレ、もしかして人気がないのか?
私としては、具材を省いて値段を抑えた潔さが気に入っているのだが、どうも世間の評価は違うらしい。
いや、安売りされているからといって不人気とは限らない。
限らないのだが……毎度おなじみの顔を見ると、ちょっと心配になる(笑)。

そんな勝手な親近感を抱きながら湯を沸かし、手に取ったのは

明星
「かけそばでっせ」
鰹・昆布・いりこの旨みつゆ。

フタを開ければ、相変わらずの潔い中身。
具材で勝負する気など、さらさらない(笑)。
だが、鰹・昆布・いりこの旨みが効いたつゆは、シンプルながらもなかなかの味わい。
そばをすすれば、余計なものがない分、だしの風味を素直に楽しめる。
安くて、うまくて、腹も満たせる。
これで十分じゃないか。

──まさに質実剛健。

質実剛健(しつじつごうけん):飾り気がなく、真面目で中身がしっかりしていること。

派手な具材も豪華な見た目もない。
だが、それがいい。
……もっとも、安売りで見かけるたびに買っていたら、昨日整理しようと決意したカップ麺の在庫がまた増えるのだが(笑)。

今日のこれはコスパ度9/10級。世間の人気は分からないけれど、我のストック棚では間違いなくレギュラー選手です。

 

ということで、今日は「さらさらない」つながりのお話を。

 

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 というか、タカトはなんで、崖から転がり落ちているんだ?

 その疑問に答えるためには、少しだけ時間を遡ろう。

 小門の前で権蔵に「家へ帰れ」と追い出されたタカトは、その言葉を都合よく解釈しながら森を走っていた。

 もちろん本人は、家へ帰る気などさらさらない。

 帰り道でオオボラを見つけ、偶然を装って近づいて――堂々と一発どつく。

 それが今の目的だった。

 ――あのオオボラのアホ! まだ、頑張ってんのかな?

 タカトは、馬鹿にしたような笑みを浮かべる。

 おそらくオオボラのことだ、スラムの人々やエメラルダが小門へ逃げていることなど知らず、必死に万命寺の門をどつき続けているに違いない。

 その姿を想像しただけで、タカトは思わず吹き出した。

 ――まぁ、ご苦労なこってwwww

 だが、そんなニヒヒと笑うタカトの顔面を、木の枝がしたたかに打ちつけた。

 それはまるで、「笑ってないで前を見ろ!」と叱りつけるかのように。

「いてぇぇぇぇぇぇ! いてぇよ!」

 当然、タカトは大騒ぎ。

 横にいる、ビン子に鼻を指さし、ここぞとばかりに激痛をアピールするのだ。

 しかし、ビン子は慣れたもので、ハイハイと適当にいなすばかり。

 もっとも、物思いにふけりながら前も見ずに走っていたタカトが悪い。

 浮かれすぎである。

 とはいえ、オオボラに見つからないよう街道を避け、森の中を突っ切っているのだから走りづらいのも事実だった。

 ハアハァと息が切れるタカトの鼻を、焦げ臭い匂いがかすめた。

 ――何の匂いだ?

 足を止めて辺りを見回すが、鬱蒼と茂る木々に視界を遮られる。

 ふと空を見上げると、森の切れ間から黒い煙がゆっくりと立ち上っていた。

「こりゃまた、盛大なたき火だな」

「バカ言ってんじゃないわよ!あの方向は万命寺の方向よ!」

「あの寺古いから、よく燃えるだろうな……芋を焼いたら美味いかな」

「ちょっと何言っているのか分からないんですけど……」

 そう言いかけたビン子は、タカトが目頭を押さえ、小刻みに肩を震わせていることに気がついた。

 なんだかんだ言っても、寺が燃えていることにショックを受けたのだろう。

 少し言い過ぎたと思ったビン子は、優しくタカトの肩に手を置き慰めた。

「ガンエンさんたちなら……きっと大丈夫よ……」

 うち震えるタカトは、そんなビン子の手を、そっと肩から外す。

 目頭に手を当てて天を仰ぐタカトはつぶやいた。

「いやぁ、やっと、これであの辛い修行から解放されるのかと思うと……うっっ」

「……」

 何を言っているのか一瞬理解が出来なかった。

 ……もはや、何からツッコめばいいのか分からない。

 ガサガサ――

 目の前の茂みで物音がした。

 咄嗟に身を隠す二人。

 そっと覗き込むと、茂みの向こうでは複数の守備兵が地面にうずくまり、苦しそうにうめいていた。

「いてぇぇぇぇぇぇ! いてぇよ!」

 茂みの中で、タカトはギリッと歯ぎしりをする。

 ――なんでこんなとこに守備兵どもがいるんだよ!

 お前ら、万命寺の門をどついてるんじゃなかったのかよ!

 というか、永遠に門をどついてろよ!

 俺がオオボラをどつくまでやめんなよ!

 ――だいたい! その程度の事でうめいてんじゃねぇよ!

 さらにその奥から駆けつけた一人の守備兵が、後ろを振り向き別の兵たちを呼び寄せた。

「おい! こっちだ! けがをした者は医療班に見せ人魔検査を受けさせろ!」

 その間にも、剣を振り回しながら空を飛ぶ何かを追い払っている。

 ――なんだあれ?

 タカトは目を凝らし、飛んでいる物体に視点を合わせた。

 ――あれは……もしかして、魔物のハチビィか?

 なんでこんなところに魔物がいるんだよ?

 しかも、あんなにいっぱいの数!

「焦るな! ハチの魔物は素早いがさほど攻撃力があるわけではない。恐れる必要はないぞ!」

 どうやら守備兵どもは、森へ入った途端、ハチビィの群れにやられたらしい。

「検査で陰性が出たものはすぐさまオオボラさまを追いかけるんだ!」

 その守備兵の言葉を聞いたタカトは驚いた。

 ――なんですとぉぉおおおお! 

 オオボラはてっきり万命寺の門前に居ると思いこんでいた。

 それなのに、この森の中に分け入ってきたようなのだ。

 ――これじゃ、帰り道でオオボラを待ち伏せする計画が台無しじゃないか。

 というか、森の中でオオボラに出くわしたらなんと言い訳をしたらいいのであろう。

 ――うーん、ちょっとウンコかな?

 いや、こんな言い訳が通るわけはない。

 というか、自分がこの森の中にいたと分かれば、オオボラの事だ、確実に小門にエメラルダさんたちが逃げ込んだと推測するに決まっている。

 ――それは! ちょっと! まずいんじゃアーりませんか!

 とりあえず、今しなければいけないことはオオボラに見つからずに家へと帰ること。

 茂みの中でタカトはビン子に手話で合図する。

 ――頭を下げろ!

 ――守備兵に見つかるな!

 ――森を迂回して家へ帰るからな!

 当然ビン子も手話で答える。

 ――分かったわ!

 ――今日の晩御飯は電気ネズミのピカピカ中辛カレーでいいのね!

 ――でも、電気ネズミのお肉が切れてたと思うんだよね……

 全くもって、話がかみ合っていなかった。

 そんなビン子の目の前を小さな何かが横切った……

 ――あれは! 電気ネズミ!

 目を輝かせるビン子は、いきなり立ち上がった!

 だが、当然に……

「誰だ!」

 守備兵たちに見つかった。

「あほか! ビン子! お前のせいで見つかっただろうが!」

 タカトはビン子の手を取って森の中を走った。

 ひたすら走った。

 それはもう、息をするのも忘れるぐらい必死に……

 だが、当のビン子は、タカトに引っ張られるままひょうひょうとついてくる。

 事の重大さがまるで分っていないようだった。

「ごめん! だって目の前に電気ネズミがいたから、つい」

「電気ネズミなんてどうでもいいだろうが!」

「だって、さっきタカトが晩御飯は電気ネズミのピカピカ中辛カレーが食べたいって言ったんじゃない!」

「なんでやねん! どうして俺がそんなマズイもの食わんといかんのや!」

「ちょっと! まずいってひどくない! せっかく私がタカトのために心を込めて作ってるのに!」

「心を込めてあれか! あの味か!」

「ひどい! 本気で言ってるわけ!?」

 ビン子は引っ張るタカトの手をパッと振り払った。

 そして、プイっと横を向くと、そのまま自分の足で一直線に森の中をかけていった。

 一人取り残されたタカト。

 そんな時、気づいたのだ。

 タカトの視界の端――左手の木々の向こう、オオボラに追い詰められたミーアの姿が映った。

 このままでは、ミーアが捕まってしまう。

 かと言って、ビン子を一人で走っていかせるわけにもいかない。

 タカトは悩んだ。

 ミーアを助けるべきか!

 ビン子の後を追うべきか!

 今までの人生の中で一番、いや、三番目ぐらいに必死に悩んだ。

 ――さあどうする! どうする俺!

令和8年10月6日の昼飯

 

本日、食したカップラーメンはこちら!

徳島製粉
金ちゃんきつねうどん

だぁぁぁぁぁぁ!

 

 

 

早速! いただきます!

天気は晴れ。
そろそろカップ麺の在庫整理をしないとマジでやばい。
新しいものを買っては上に積み、また買っては上に積む。
そして今日、ストックの底の方から発掘されたカップ麺を見て思った。
……これ、いつ買ったやつ?
もはや購入時期どころか、存在していたことすら忘れている。
我がのカップ麺置き場、下へ行くほど年代が古くなる地層と化している。

そんなカップ麺遺跡から発掘し、手に取ったのは

徳島製粉
「金ちゃんきつねうどん」。

フタを開ければ、きつねうどんらしいお揚げがお出迎え。
湯を注いで数分待つと、だしのやさしい香りがふわりと広がる。
つゆをひと口すすれば、和風だしの旨みがじんわり。
そこへ、つゆをたっぷり吸ったお揚げの甘みが加わり、うどんとの相性も安定感あり。
いつ買ったのかは分からないが、味はしっかり楽しめました(笑)。

──まさに温故知新。

温故知新(おんこちしん):昔のことを学び、そこから新しい知識や道理を得ること。

古いものを訪ねるどころか、ストックの底から物理的に発掘している今日この頃。
これ以上歴史を積み重ねる前に、一度全部ひっくり返して整理したほうがよさそうだ。

今日のこれは発掘度9/10級。次はストックの最下層から何が出てくるのか、ちょっと怖くなってきました。

 

ということで、今日は「ストック」つながりのお話を。

kakuyomu.jp

「はぁ……はぁ……」

 使える。

 ――こちら側なら、まだ使える。

 だが――。

 アグネスは光の球を見つめた。

 ――私はこのまま騎士の盾を使い続けていいのか?

 いや。

 ――これ以上、使うわけにはいかない!

 この盾を使えば使うほど、神民の命を消費する。

 神民が減れば、境界線はさらに下がる。

 境界線が下がれば、自分たちはさらに後退しなければならない。

 その先でも盾を使う。

 また神民が減る。

 また境界が下がる。

 それを繰り返せば――。

「第六の……二の舞……」

 第六。

 フィールドを失った、あの場所。

「それだけは……」

 絶対に避けなければならない。

 だが。

 どうする?

 前には待ち伏せ。

 後ろには追撃。

 自分が盾を使えば、神民の命を削る。

 盾を使わなければ、追撃部隊が神民兵へ襲いかかる。

 前方では、すでに魔装騎兵たちが倒れ始めている。

 逃げ道は――。

 ない。

「フッ…………」

 アグネスの槍を握る手から、力が抜けた。

「詰んだ……か……」

     ◇

 ピィィィィィィィッ!

 甲高い警告音が、峡谷に響き渡る。

「くそっ!」

 魔装騎兵の一人が魔血ユニットへ目を落とした。

 魔血切れ。

 それを皮切りに――。

 ピィィィィッ!

 ピィィィィィッ!

 ピィィィィッ!

 次々と警告音が鳴り始める。

「もう魔血タンクの予備が……!」

 ココは駐屯地ではない。

 大量の魔血タンクのストックなどない。

 各魔装騎兵が携行している予備は、わずか一本。

 それが尽きれば――。

 人魔症が発生する。

「前を見ろ!」

 誰かが叫ぶ。

 だが――。

 いる。

 まだいる。

 前方を塞ぐ神民魔人の層は、あまりにも分厚い。

「無理だ……」

「もたねぇよ……」

 あきらめ。

 それは伝染する。

 魔血がなくなるより早く、魔装騎兵たちの気勢が失われていく。

 押される。

 一歩。

 また一歩。

 後ろへ。

「ぐあっ!」

 一人が倒れた。

「ぎゃぁぁぁっ!」

 また一人。

 そのたびに――。

 ズズズズズ……。

 遠くの境界線が、また少し下がる。

 終わりだ。

 誰もが、そう思った。

 その時――。

 ドゴォォォォォォン!

「な、なんだ!?」

 神民魔人の後方。

 突然、爆音が響いた。

「ギャァァァァッ!」

「グガァッ!」

 魔人たちが宙を舞う。

「なにが起きた!?」

 魔装騎兵たちが目を凝らす。

 敵の向こう側。

 峡谷の奥から、別の軍勢が突っ込んできていた。

「援軍……?」

 そんなはずはない。

 融合国内では、いまだ人魔騒動の後始末の真っ最中。

 各神民街を清浄化するだけでも手いっぱいのはず。

 第五へ回せる兵力など――。

 あるはずがない。

 だが。

 来た。

 神民兵!

 しかも――。

「あれは……」

 魔装騎兵の一人が目を見開いた。

「第七!?」

 第七の神民軍。

「なんで……」

 なぜ。

 なぜ、第七がここにいる!?

 彼らもまた、自分たちと同じく神民を失っているはず。

 なのに……なぜ?

 その疑問に答える者はいない。

 第七の神民兵たちは、神民魔人の後方へ一気に食い込んだ。

「ガァァッ!」

「グギャァァ!」

 完全な奇襲。

 神民魔人たちにとっては来るはずのない方向からの攻撃。

 たちまち混乱が広がる。

 そもそも、個々が勝手に動く魔人たちの集団。

 最初から統率などありはしない。

 前には第五。

 後ろには第七。

「ガァッ!」

 一部は第五へやみくもに突っ込む。

「グルァァァッ!」

 一部は第七へ身をひるがえす。

 魔物たちは思い思いに目の前の敵へと襲いかかる。

 しかし、狭い。

 狭い。

 狭い峡谷。

 その中を前へ。

 後ろへ。

 右往左往。

 神民魔人の部隊は、一気にぐちゃぐちゃになった。

 対して――。

「反転!」

 ザッ!

 第七の神民軍が、一斉に向きを変える。

 誰一人遅れない。

 乱れない。

 敵の後方へ一撃を加えた直後――。

 そのまま騎士の門へ向かって走り始めた。

「ガァァァァッ!」

 第七を追いかける神民魔人たち。

 その数が、次々と第五の前から消えていく。

 それはまるで――。

 細い渓谷というボトルの首を塞いでいた、太いコルクが半分ほど削り取られたかのよう。

 さっきまで、びくともしなかった敵の圧力が――。

 弱まった。

「いける……!」

 第五の魔装騎兵の一人が叫んだ。

「いけるぞ!」

 ピィィィィィッ!

 残された最後の魔血タンクを、魔血ユニットへ突っ込む。

 ガチャン!

「うおおおおおおっ!」

 魔装騎兵たちの目に、再び光が戻った。

「押せぇぇぇぇっ!」

 ドドドドドドドドッ!

 残った神民魔人へ、一斉に突っ込む。

 さっきまでとは違う。

 押せる。

 敵の圧力が弱い。

 一歩。

 一歩。

 神民魔人たちが後退していく。

「前線が……」

 その変化は、殿を務めていたアグネスにも伝わった。

「動いた?」

 アグネスが顔を上げる。

 遠くから聞こえてくる声。

「第七だ!」

「第七が来たぞ!」

「今だ! 押せぇぇぇぇ!」

 アグネスが目を見開いた。

「第七……?」

 なぜ?

 どうして第七の神民軍がここに?

 だが――。

 そんなことはどうでもいい!

「今しかない!」

 アグネスが槍を握り直した。

「全軍、騎士の門へ突っ走れぇぇぇぇぇっ!」

 馬腹を蹴る。

 ヒヒィィィィン!

 魔装騎兵たちが一斉に駆け出した。

 混乱する神民魔人の隙間へ。

 突く!

 蹴る!

 弾き飛ばす!

 ただ前へ。

 ひたすら前へ!

 やがて――。

 渓谷の先に巨大な門が見えてきた。

 騎士の門。

 その扉は――。

 開け放たれている。

「急げ!」

「走れ!」

 そして、その向こう。

 内地側には――。

 すでに多くの兵が待ち構えていた。

「撃てぇぇぇぇ!」

 ヒュン!

 ヒュン!

 ヒュヒュヒュヒュン!

 無数の攻撃が、開け放たれた騎士の門から飛び出してくる。

「ギャッ!」

「グガァッ!」

 第七を追ってきた魔人。

 第五を追ってきた魔人。

 その両方が、次々と撃ち倒されていく。

 内地では人魔騒動の清浄化のため、各地から多くの軍勢が集められていた。

 騎士の門まで戻れば――。

 今度はこちらのもの。

「入れ! 早く!」

「キーストーンを門の手前へ!」

「負傷者を内地へ運べ!」

 魔装騎兵たちが次々と騎士の門へなだれ込んでいく。

 最後に――。

 アグネスの馬が騎士の門の前で反転した。

「はぁ……はぁ……もう、ここまで来れば……」

 アグネスは馬上で荒い息を吐く。

 腕には――。

 まだキーストーンがある。

 守った。

 神民兵も。

 ただ……全員ではない。

 多くを失った。

 それでも――。

 全滅は免れた。

 アグネスが振り返る。

 開け放たれた騎士の門。

 その向こうを、第七の神民兵たちが止まることなく自分たちの第七の門の方向へと走っている。

「なぜ……」

 アグネスが呟いた。

「なぜ、第七が……来てくれたんだ?」

     ◇

 一方――。

 峡谷をはるかに見下ろす丘の上。

 そこには、紫色の巨大な塊があった。

 紫の――。

 ウ●コ。

 いや!

 ウ●コではない。

 一応、人型である。

 いや――。

 正確には魔人である。

 しかも――。

 第五の魔人騎士。

 シウボマであった。

 巨大な紫色の体。

 豪奢な金の装飾が施された衣装。

 だが、その衣装ですら、もはやシウボマの巨大な肉体を包み込むことを半ば諦めている。

 シウボマは椅子へ腰かけていた。

 いや。

 本当に椅子があるのか?

 垂れ落ちた肉によって、椅子の脚すら見えない。

 その隣では、三頭蛇グレストールがまるで犬のように大人しく頭を垂れている。

 シウボマは、そのうち一つの頭を面倒くさそうになでていた。

「シウボマ様」

 後ろに控えていた神民魔人ムスピルが声をかける。

「第五の神民軍が騎士の門へ到達したようです」

「ふ~ん」

挿絵:https://kakuyomu.jp/users/penpenkusanosuke/news/2912051608053611500

「どうやら、後方から第七の神民軍による奇襲が入った模様です」

「そう」

「…………シウボマ様」

「これから…………いかがいたしましょうか?」

「なんか、もう、面倒くさいわねぇ……」

 シウボマは大きなため息を吐いた。

「ハトネンが『情報をやるから兵を動かせ』って急かすモノだから、わざわざ動かしてあげたのに」

「はぁ……」

「全然、ダメじゃない……」

「いや……あの……一応、先回りは成功していたみたいなのですが……」

「というか、キーストーンなんて奪って、何の役に立つのよ」

「ですが、ガメル様はすでにキーストーンを奪取しております。これに続くのが魔人騎士としての――」

 ――大体、お前がこんなところで茶なんてしばいてないで、前線に出てりゃ今頃キーストーンは確実に奪えてたんだよ!

「それを奪ったら痩せるの?」

「え? …………いえ」

「なら、もっと美しくなれる?」

「いえ……」

「だったらいらない」

「…………」

 ブチ……ムスピルの髪の毛が数本抜けた。

「私はね!」

 シウボマが胸を張った。

 ぶるるん!

 何かが大きく揺れた。

「妹のスルボマより美しければ、それだけでいいのよ!」

「…………」

 ブチ!ブチ!ブチ!……ムスピルの髪の毛が結構抜けた。

「……では、追撃は?」

「え? あなたが適当にやっといて」

「は?」

「私、お菓子の時間だから」

「…………」

 ブチ!ブチ!ブチ!ブチ!ブチ!ブチ!……。

 ムスピルの残り少ない髪が、まとめて大量に抜けた。

「じゃ、よろしく」

「……分かりました」

 ムスピルが深々と頭を下げる。

 その禿げ上がった額が――。

 プルプルプルプル……。

 震えていた。

 ――このヘドロ女が!

 そんなに食ってるからデブるんだよ!

 人間世界でも。

 魔物世界でも。

 中間管理職は辛いようである。

 頑張れ! ムスピル! おじさんの鏡!

     ◇

 では――。

 なぜ。

 本来ならば第五へ来るはずのない、第七の神民軍が。

 あの時。

 あの場所で。

 神民魔人たちの背後へ現れたのか。

 話は、少し前に遡る。

 見渡す限り――。

 砂。

 砂。

 砂――。

 吹き荒ぶ砂塵が、太陽の光を遮る。

 ここは――。

 第七の門外フィールド。

 砂漠の世界である。

 

令和8年10月5日の昼飯

 

本日、食したカップラーメンはこちら!

D-PRICE
「海鮮味ラーメン」

だぁぁぁぁぁぁ!
 

 

 

 

早速! いただきます!

天気は雨。  
休み明け。  
……やる気がしない。  
やらないといけないことは、たくさんある。  
むしろ、休んだ分だけ仕事はしっかり溜まっている。  
分かっている。分かってはいるのだが、とにかくやる気がしない。  
こういう日は、とりあえず目の前のことから一つずつ片づけるしかない。  
……まずは昼飯から(笑)。

そんな重たい腰をようやく上げて湯を沸かし、手に取ったのは

D-PRICE  
「海鮮味ラーメン」。

フタを開けると、魚介系の香りがふわり。  
湯を注いで数分。  
スープをひと口飲めば、あっさりとした口当たりの中に海鮮の旨みがじんわり広がる。  
クセも強くなく、麺と一緒にスルスル食べられる素朴な味わい。  
やる気のない昼には、これくらい気楽に食べられる一杯がちょうどいい。

──まさに意気消沈。
  
意気消沈(いきしょうちん):元気や勢いをなくし、気持ちが沈んでいること。

休み明けの今日は、まさしくこれ。  
仕事は山積み。やる気は行方不明。  
まあ、昼飯を食べたら……ぼちぼちやりますか。

今日のこれは気楽度8/10級。仕事のエンジンはかからなくても、ラーメンを食べる箸だけは絶好調でした。

 

ということで、今日は「やる気がしない」つながりのお話を。

 

kakuyomu.jp

 一之祐は直感した。

 完全にラリってやがる!

 あの様子では……剣で切りつけたとしても、痛みは全く感じまい。

 おそらく、叩き切るだけでは、あの突撃の勢いを防ぐことは不可能だ。

 なら、力技で止めるか?

 いやぁ、まぁ、俺の剣技をもってすればできないことはないが、なんかやる気がしない。

 と言うのも、あの男魔人と女魔人のために一肌脱いでやろうと思ったとこまでは、確かにやる気はあったのだ。

 だが、迫りくる魔物たちを切り刻んでいるうちに、どいつもこいつも、もと居た方向へと帰っていきやがった。

 そして、その代わりに現れたのが、このハトネンだ。

 よりによってコイツ……

 だって、こいつと戦ってもマジで面白くないし……

 命と命をかけた戦いなんて、アホくさって鼻で笑うようなやつだし……

 本当につまらん!

 せっかくの俺の燃えあがるようなモチベーションが一気に萎えた。

 もう、店じまいでいいんじゃないかな。

 やる気が出ない!

 そう、全くやる気がない!

 今の俺は一人の力で、あんな大群を押しとどめることなど不可能! というか、やる気しない!

 と言うことで、ハイ! 閉店決定! 蛍の光!

「ハトネン! 俺は、逃げる! それじゃぁな!」

 一之祐は、きびすを返すと一目散に逃げだした。

 ――えっ⁉

 振り返ったハトネンは、逃げていく一之祐を呆然と眺めた。

 あの、喜んで戦いの中に飛び込んでくる脳筋バカが、一目散に逃げだした?

 俺の勝ち?

 俺の初勝利?

 俺の勝利だぁぁぁぁぁァァァァ!

 ………………

 …………

 ……

 いや……違うかな……

 と言うことは、どういう事?

 もしかして……

 ゆっくりと、魔物たちの方向へと視線を戻した。

 ハトネンの眼前に、白き唾液を引く魔物の牙。

「ひいぃぃ!」

 ハトネンは咄嗟に、騎士の盾を広げた。

 騎士の盾に弾き飛ばされる魔物たち。

 絶対防壁である騎士の盾の中と言う絶対安全圏にいるにもかかわらず、ハトネンは頭を抱えてうずくまり震えていた。

 裏切られた……

 やっぱりコイツらが俺のことを真剣に思う訳なんてないんだ!

「ハトネン! アリューシャの居場所を教えろ!」

 魔物の群れの中から女の怒声が響いた。

 ハトネンは、顔を上げてその声の主を確認した。

 それは、マリアナである。

 と言うことは、この魔物の襲撃もマリアナの仕業と言う事か。

「お前、裏切るとはいい度胸だな! アリューシャの事はどうでもいいのか!」

 ネタが分かれば怖くない。

 ハトネンは騎士の盾を展開しながら、高飛車に威張る。

 マリアナが、手をかざす。

 それに伴い、魔物たちが、次々とハトネンの騎士の盾に突っ込んだ。

 ブチ!

 ぶち!

 騎士の盾に突進した魔物たちの頭が嫌な音を立て、目玉やら、牙やらを秋血しぶきと共にまき散らしている。

 ラリった緑の目が、己が持つ全速力で光の壁に突っ込むのだ。

 その自らの圧力で、首が折れ、頭が砕けるのは仕方ない。

「お前が、居場所を吐くまで、全ての魔物、魔人たちを潰してやる。神民魔人どもも全てだ!」

 何だと!

 ビビる、ハトネン。

 このまま、魔物どもの攻撃を受け続けると、神民魔人の生気が尽きる。

 それどころか、神民魔人魔でも突撃させられて、魔物同様に潰されでもしたら、この門内の魔人国のフィールドが縮小してしまうではないか。

 それでは、ますます、聖人国のキーストーンの場所から遠のいてしまう。

 それは、あかんて!

 でも、ちょっと待てよ……

 あの女、すでに、聖人国の駐屯地でも神の恩恵を使っているはず。

 と言うことは、そろそろ生気切れではなかろうか?

 その証拠に、あの女の目は金色から赤色に変わっているではないか。

「ははは、やれるものならやってみろ! お前はすでに荒神化しかけているではないか!」

「なら、一緒に砕け散ろうではないか!」

 はい⁉

 ハトネンは目を丸くした。

 ちょっと待て。

 この場で、あの女が、荒神爆発を起こせば、この騎士の門内のフィールドは全て消し飛ぶ。

 おそらく、目の前の魔物も、魔人も、神民魔人も全てだ。

 ということは、神民魔人から生気で維持している、この騎士の盾も、もしかしたら消し飛ぶかもしれない。

 そうしたら……俺はどうなるの?

 いや、いや、いや、それはちょっとまずいじゃない!

「分かった! 教える! 教えるから、ちょっと落ち着け! なぁマリアナさま!」