令和6年2月27日の昼飯

本日、食したカップラーメンはこちら!

 

徳島製粉
「金ちゃん きつねうどん」

だぁぁぁぁぁぁ!

早速! いただきます!
 
オバちゃん!話が長いねん!
その話、3回目や!
ニコニコしながら聴いとると思ったら大間違いやで!
よう見てみい!
さっきから目じりの当たりがピクピクしとるやろうが!
キレてんねん!
実はめっちゃキレてんねん!
茶をのまずに空気を読めよ!
しかも、何おかわり催促しとんねん!
まだ居座るつもりか!
早よ帰れ!
 
などと、何も言えずに3時間!
顔の表情筋が筋肉痛ですwww
 
ということで、今日は「何も言えずに」つながりのお話を
 
 

kakuyomu.jp

 

 仰向けで天井を見つめる俺。

 既にランプの光は消えていた。

 カーテンの隙間から月の光が差し込んで、ほんのりと部屋の中を照らしている。

 寝れやしない!

 横ではネグリジェを身にまとったアキコさんが寝ているのだ。

 そのネグリジェの下はパンツのみ。

 先ほどから心臓がドキドキと打ちすぎて、少々耳の奥がいたい気がする。

 

「本当に……何もしないんだね……」

 アキコさんがつぶやくように言った。

 俺は何も言えないどころか動けなかった。

「……やっぱ……私って……汚いだろ……」

「そんなことないです……アキコさんはきれいです……」

「そうかい……お世辞でも嬉しいよ……」

「どうして、僕を部屋に連れてきたんですか……」

「ただの気まぐれだよ……」

「気まぐれですか……」

「あぁ……気まぐれ……」

 俺はそっとアキ子さんの手を握った。

「やっぱり……温かいな……お前の手……あの時と同じまま……」

 アキ子さんがその手をぎゅっと握り返してきた。

 俺の手が汗ばんで、ジトーっと湿っていくのを感じた。

 そんな手で握り続けていたら俺は、アキコさんに嫌われるのではないかと内心びくびくしていた。

 そんな俺の隣からすすり泣くような声が聞こえた。

 俺は、何も言えずに、ただ、横目で見つめるだけだった。

 横のアキコさんはまるで俺に涙を見せないかのようにの後頭部を向けていた。

 そして、アキコさんは、まるで独り言のようにつぶやいた。

「生きていたら……アンタぐらいかな……」

 それは、小さな小さな声。

 何かを思い出すかのように押し殺すような声。

「アキコさん……子供いたんですか……」

「もう、過去の話だよ……」

 すすり泣く声の中に鼻で笑う声が混じった。

「なら、会いに行けばいいじゃないですか……」

「そうだね……会いに行こうかね……特に、これといって未練もないしさ……」

 俺は、一瞬ドキッとした。

 今、踏んではいけない地雷を踏んだような気がした。

 そして、それは、ネタではなく、マジで悪い方向に行く予感しかしなかった。

 とっさに、俺は、取り繕った。

「まさか、アキコさん、死ぬとか思ってるんじゃないでしょうね……」

 しかし、言葉は帰ってこない。

 アキコさんの手を握りしめている俺の手が、別の緊張でどんどんと汗ばんでいく。

 もう、手の下にある布団の表面が、水でぬれてビチョッとしていた。

 しばらくして、アキコさんはつぶやいた。

 まるで自分に言い聞かせるかのように。

「死にはしないよ……私は、まだ、あの人に恩を返しきれてないからね……」

「あの人?」

「アンタは知らなくていいんだよ……でも、これでアンタにも借りが出来たかな……」

 フフフと笑うアキコさん。

 細い指が、枕もとのティッシュに伸びたかと思うと、ズズズと鼻をかむ音が響いた。

 その瞬間、二人の小さな笑い声がシンクロした。

 もう……大丈夫かな……

 俺は少しだけ安心した。

「ところで……アンタがココにいるってことは……明日のヒドラ討伐はムツキらだけかい……」

 一瞬、ドキッとしたが俺は何も答えなかった。

 というか、先ほど追放さればかりなのだ、もう、あいつらの事は関係ない、考えることも嫌だった。

「ムツキのやつ……死んじゃうのかね……結構、楽しいやつだったんだけどな……」

 もう、俺は天井を見ることしかできなかった。

 俺には関係ない……

 俺には関係ない……

 俺は心の中でつぶやき続けた。

 

 そのまま二人は手をつないだまま眠りについた。

 それは、いつもより少しだけ温かさを感じる眠りだった。

 

 そんな二人をジッと見つめている視線があることにヒイロは気づかなかった。

 それは、いつの間にかヒイロの影から抜け出していたレッドスライム。

 窓から差し込む月明かりに照らされ、寂しそう瞳でヒイロを見つめていた。

 その目から一筋の涙が月光を散らし落ちていく。

 

 第20話 寂しさと切なさ(4) より

令和6年2月26日の昼飯

日、食したカップラーメンはこちら!

 

明星庵

「わかめ らぁめん 大盛 

ごま油の香りが際立つ液体スープ付き

 

だぁぁぁぁぁぁ!

早速! いただきます!

 

わかめ、うめぇ~♪

最近、ワカメにはまっております。

 

家で袋めんを食べる時にもワカメを投入!

ワカメを入れると磯の風味が一気に広がります。

そのため、慣れ親しんだ味にアクセントがついて食欲がそそるわけです。

 

しかし、どうやらワカメを食べるのは日本人を中心とした限られたアジア人だけらしい。

ワカメ、美味しいのになぁ~

まぁ、アレルギーと同じで、食べられない人に無理やり食べさせるのは禁忌である。

 

ということで、今日は「禁忌」つながりのお話を。

 

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 いつの間にか手術室に戻っていたデスラー副院長が、その様子を見ながら高笑いしていた。

「ウァハハハアハ 本郷田ほんごうだタケシ! 私の施した融合手術は気に入ってくれたかね!」

「俺の体をどうしたというんだ! 全く変身などしてないではないか!」

「変身? 第五世代のように変身か? くだらん! 実にくだらん! 本郷田ほんごうだタケシ! 貴様には、この私の素晴らしい融合加工の技術が分からないのか!」

「全く分からん!」

「ふん! これだから貧乏人は困る! その尾てい骨についたタケコプター! これこそお前が融合加工手術で獲得したスキルそのものなのだ!」

「なんなんだ! そのスキルとは!」

「教えてやろう! そのスキルとは!」

「そのスキルとは……?」 

 

 だが、デスラーは大きく深呼吸をすると声のトーンを少し落とした。

「……本郷田ほんごうだタケシ……貴様は聞いたことはないか? この世界とは別にあるといわれる並行世界。その世界では飛行機という巨大な物体が空を飛んでいるというではないか……」

「⁉」

 まさか! ここでまだ話を引き延ばして焦らそうというのかwww

 いやいや、ちゃんとこれ伏線ですから! 残念!

「そして、その飛行機の中に人が乗り込んで、自由に空を飛べるというのだ……」

「も! もしかして! このタケコプターで空が飛べるのか!」

 よくよく考えてみると手術台って作業がしやすいように術者の腰の高さ以上あるのよね。

 そんな高い所にタケシは助走もなしに飛び乗ったのだ。

 という事は……やはりタケシは空を飛んだのだろうか?

本郷田ほんごうだタケシ! 貴様はバカか! 私の話をしっかりと聞いているのかね? この世界において空を飛びたいのであれば空魔に乗ればよいだけではないか! そんなことに何の意味がある!」

「ならば! 俺のスキルは空を飛ぶわけではないのだな!」

「その通り! そんなものよりも画期的なものだ!」

「うむぅ~! 分からん! ヒントをくれ!」

「ウァハハハアハ 仕方ないなwww そこまで言うのなら、一つヒントをくれてやろうwww 飛行機に乗った人間は何をするのだ?」

「何を……そうだな……息をする!」

「馬鹿かぁぁぁぁぁぁ! そんなこと地上でもするだろうが!」

「うっ! 確かに! ならば! 窓の外から地上を見下ろす! どうだ! これなら飛行機に乗ってないとできないぞ!」

「アホかぁぁぁぁぁあぁ! そんなもの通天閣からでもできるわ!」

「分かった! 気圧の低下によって耳がキーンとなるから鼻をつまんでフンとする!」

「おっ! だんだんと近づいてきたぞ! 本郷田ほんごうだタケシ君!」

「あと少しなのか! クソ! だが……ここからどう攻めればいいのだ!」

「もうwww降参かwwww本郷田ほんごうだタケシ君wwww」

「ああ……降参だ……答えを教えろ!」

「答えを教えてやりたいのだがwwww君は今、自ら答えを述べたのだよwwww」

「何! 俺がか? いつ! どこで! 何時! 何分!」

「ほれ! 今また答えを言ったではないかwwww」

「分からん! まったく分からん!」

 何やら得意げなデスラーは鼻でフンと笑うと、少々間をためてから大きく手を突き出すのだ。

「ならば! おしえてやろう! 正解を!」

 ゴクリ……

 

くそだぁぁぁぁ!」

(別名、フンともいう)

 

 はぁ?

 キョトンとするタケシ。

 おそらく、読者の皆さんもキョトンとしていることだろうwww

 いや、もしかしたら勘のいい読者の方の中には、この答えに既にたどり着いていた人もいるかもしれない。

 だが、それが答えであるならば、当然ながら次の反応はこうである。

 真顔に戻ったタケシがいきなりで大声で叫んだのだ。

「馬鹿かぁぁぁぁぁぁ! そんなこと地上でもするだろうが!」

 そう、先ほどデスラーに馬鹿にされた言葉を、そのまま返したのである。

 だが、デスラーもそんなことは当然予想済み。

 これでもこのデスラーという男はツョッカー病院の副院長と融合加工コンテストの審査員長を兼ねている男なのだ!

 なので!

「馬鹿かぁぁぁぁぁぁ! そんなこと当たり前だろうが!」 

 と、タケシの返しをさらに返したwwww

 

 カウンターパンチを食らったタケシは、もうフラフラ……

 理解が追い付かない……

 意識が混濁していく…… 

 もはや、立っていることがやっとの状態であった。

 だが、タケシは何とか踏ん張った!

 そして、わずかばかりの抵抗をつづけたのである。

デスラー! 貴様は! 確か『飛行機に乗った人間が何をすると』と尋ねたはずだ! それが、ただ単に糞をするというのではおかしいだろうが!」

「ウァハハハアハ! タケシ君! 君はしないのか? 飛行機に乗ってウ〇コを?」

「そもそも! 俺は飛行機なるものに乗ったことがない!」

「ウァハハハアハ! これだから貧乏人はwwww 飛行機に乗ったら必ずトイレでウ〇コをするだろうがwwwwあの『シュコッ』という音とともに排せつ物が消えていく爽快感wwww飛行機に乗っているからこそ味わえる醍醐味だ! だからこそ、作者は必ず飛行機に乗ったらウ〇コをするのだ!」

デスラー! 貴様は馬鹿かぁぁぁぁぁぁ! それは作者一人の行動であって人間全体をさすものではない! 主語が大きすぎる! 大体、飛行機の乗客全員がウ〇コをするわけないだろうが!」 

「え? しないものなのか? 作者から聞いた話だと……私はてっきり皆、飛行機に乗ったらウ〇コをするものだと思っていたのだが……ま……まぁいい……別にウ〇コそのものが融合加工のスキルという訳ではないのだからな……フン……」

「というと! どういうことだ!」

「ウァハハハアハ! 本郷田ほんごうだタケシ! まだ!分からんのかwwwwここで飛行機の話を出してきたのには訳があるのだ! 訳が!」

「また! 訳の分からぬこと言い出しおってからに!」

「では聞こう! 飛行機のトイレになされたウ○コはどうなると思う?」

「水に流れるのではないのか?」

「ウァハハハアハ! 本郷田ほんごうだタケシ! 君ならそう言うと思っていた。実は飛行機では水で流さないのだよwwww」

「なんだと!」

「はるか上空を飛んでいる飛行機は外と中とで大きな気圧差が生じている。その気圧差を使ってウンコを流すのだ! 実にその速度! 時速200キロをゆうに超える!」

「すげぇぇ!」

「そして、そのウンコは機外に放出されるとたちまち低温で凍って、霧状に分解されてしまうのである!」

「も! もしかして! 俺のタケコプターは!」

「やっと気が付いたか! 本郷田ほんごうだタケシ! そう、お尻から出たプウによって回転を生じたタケコプター! その回転によって君が放出したウ○コもまた、飛行機のそれと同様に霧状に分解されるのだ。これで、もう! 君はどこでもウ○コがし放題! トイレの場所を探さなくてもいいのだよ!」

「そ! それはすごい! 画期的だ! ならば!この尻についた甲羅は何なんだ!」

「甲羅だと? いったい何を言っているのだ本郷田ほんごうだタケシ!」

 と、びっくりしているデスラー副院長に鰐川わにがわヒロシが恐る恐る声をかけた。

「あの……そのことで、一つよろしいでしょうか……デスラー副院長……」

「なんだね! 鰐川わにがわ君! 言ってみろ!」

 デスラーは厳しい表情を鰐川わにがわに向けた。その表情はまるでブラック会社に勤める課長が自分よりもできる部下からの提言に嫌そうに答えるかのようである。

 まぁ……仕方ない……ショッカー病院は患者にも従業員にも超厳しいブラック、いわゆる暗黒組織なのだから。

「あの……ですね……タケコプターの回転が逆回転になっているのではないでしょうか?」

「なんだと!」

 デスラー副院長の反応は当然、怒りである。

 そう、ブラック会社において、下の身分の者が上の者へ進言するなどという愚行があってはならないのである。

 上司が「右」といえば、左折しなければならない道も右に曲がらないといけない。

 課長が「白」といえば、オセロだって両面を白色に塗り替えないといけないのだ。

 そして、その失敗した行為を理不尽に問い詰められて責任を取らないといけないのである。

 それがブラック! 暗黒会社といううものなのだ。

 だが、これでも鰐川わにがわヒロシは医者である。物事を客観的に分析することには長けていた。

 しかも、理系オタクの特徴で、空気が読めないときているwww

「そのため……分解されたウ○コがケツへと戻ってきて、その表面にこびりついているように思われるのです」

 この鰐川わにがわの説明にタケシも驚いた!

「なんだと!」

 ――仮面ライダーの装甲だと思っていたものが、実は!ウ〇コ⁉

 そのウ〇コが、たんにケツに引っ付いて、干からび固まっているだけだというのか⁉

 確かに……ウンコが乾燥すると固くなる……

 しかも……その発生する匂いは格段に落ちるのである。

 ――俺は! まさか! うっかりと、その匂いを嗅ぎ落していたのか⁉

 タケシは今一度、ケツについた甲羅を何度も触ると、その手についたはずの臭いをしっかりと確かめた。

 ――うーん! マンダム!

 どうやら、鰐川わにがわヒロシの言っていることで間違いないようだったw

 ――だが、おかしいではないか!

 先ほど手術台に仰向けで横たわっていた際に蓄えられた『ぷうっ! あっ! エネルギー』。その時に発生した黒ナマコ怪人は、今、タケシの足の下でつぶれているのである。

 もし、仮に鰐川わにがわの言っていることが正しいのであれば、黒ナマコ怪人はタケコプターによって粉砕されて、ケツの装甲に変わっていないといけないはずなのだ。

 しかし、ケツを触るタケシはこの時に気づいた。

 デスラーという男の器の大きさに!

 というのも、尾てい骨につけられたタケコプター。この軸の部分がにゴムのような柔らかい素材になっていたのだ。

 そのため、仰向けで寝ていたタケシのケツの下では、タケコプターがお尻に刺さらないように折り曲げられ、肉と手術台とに挟まれていたのである。

 そう! それは愛!

 どこぞの半島の書記長のように、端から見たら全く理解ができない大衆に向ける深い深い愛なのである。

 だから、本来、黒ナマコ怪人はタケコプターの回転によって霧状に粉砕されないといけないにもかかわらず、いまだに手術台の上に残っていたという訳なのだ。

 ――なるほど! 俺のお尻を気遣ってくれたという訳か……やるな! デスラー

 

 そんなタケシの驚きをさておき、ヒロシは言葉をさらに続けていた。

「もう一つ、いいでしょうか……デスラー副院長のおっしゃるウ○コを飛行機外に放出するというのは、はるか昔、1950年代の話で、今は、機内のタンクにためて到着地でちゃんと処理をしているはずです」

「なんだと!」

 この説明にデスラーの表情は、ますます赤くなった!

 今やこの手術室には、発電室の修理を終えた研究員たちも帰ってきている。

 そんな部下たちの前で、鰐川わにがわヒロシはデスラーの失敗を次から次へと晒しまくっていたのである。

 それは、ブラック会社においては禁忌の中の禁忌!

 現実の日本社会においても命に係わる事象なのである。

 だが、調子に乗ったヒロシは止まらないwwww

 そして! とどめの一言!

デスラー副院長wwwwさすがに、その情報は前時代的すぎますよwwww」

 こいつwwwwマジで空気が読めねぇwwww

 確実に死んだなwwww

 

令和6年2月22日の昼飯

日、食したカップラーメンはこちら!

 

日清

どん兵衛 天ぷらそば 

あとのせサクサク

西日本限定

華やぐ旨みのWだし 本鰹×昆布

 

だぁぁぁぁぁぁ!

早速! いただきます!
 
旨いから、売上No.1!
まぁ、否定はしません。
確かにおいしいです。
ただ、てんぷらはこの「どん兵衛」のように後のせがいいという場合もあれば、「緑のたぬき」のように最初から投入しておくのを好むという人もいるでしょう。
一概にどちらが美味しいと決めつけることはできません。
人それぞれです。
 
その、人それぞれついでに愚痴を一つ。
なんか、このどん兵衛の天そば、麺の長さが以前の物より長くなってません?
かつて食べた「いつよより長~い長寿祈願そば」を想起させます。

penpenkusanosuk.hatenablog.com

でも、長いと……なんか、食べにくいんですよね……

まぁ、そう思うのは人それぞれ……おそらく私だけなんでしょうが……

以前の長さの方が食べやすかったような気がします。

もし、麺の長さは全く変わってないというのであれば、それは、きっと私の勘違い。

老化のせいで食べにくくなっているだけなのかもしれませんwww

 

ということで、今日は「愚痴」つながりのお話を。

 

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「ヨークの兄ちゃん、仕事中だろうwww」

 ヨークと分かれたタカトは荷馬車の上でメルアとおでこを合わせる二人を思い浮かべながらニヤニヤと笑っていた。

 ――あの後、二人は……きっと……

 そう、寝ずに朝までパイルダーオンの練習を何度も何度も繰り返すのだろう

 もう、それを想像するだけで鼻息が荒くなってしまう。

 

 それに対して、ビン子は空を見上げながらため息をついていた。

「あれでもたぶん傷ついているのよ。男って面倒くさいわね……」

 しかし、女という生き物はどうしてこんなに敏感なのだろう。

 きっとヨークは第一の騎士の門外でジャックに馬鹿にされたことでプライドが傷ついていたのだろう。

 だが、それは自分の所属する騎士の門とは違う場所のことで仕方ないことなのだ。

 限界突破という神民スキルの使えないヨークと使えるジャックを比べること自体がおこがましいのである。

 だがしかし、男にとってそれは単なる言い訳でしかない。

 事実、自分が弱かったためにタカトたちを危険にさらしてしまったのだ。

 そんな心のうちを戻った宿舎の仲間たちにこぼせるわけもない。

 ましてタカトなど論外だ。

 ヨークはこれでも一応、神民兵のエリートなのである。

 ならば、心許せる行きつけの店で愚痴でもこぼすのが常套手段というもの。

 そんな弱ったヨークの心は最愛のメルアの体温を求めた。

 もしかしたらそれが、ヨークにとって一番の慰めだったのかもしれない。

 だが、そんなヨークもメルアの前で一瞬弱きところをみせたが、その後はいつも通り強がった。

 やはりつまらない男のプライドが邪魔したといったところなのだろう。

 いや、もしかしたら、この女だけには絶対に心配をかけたくないという思いだったのかもしれない。

 そんなことをビン子が考えていたのかどうかは知らないが、当たらずとも遠からずで何かしらを感じ取っていたのは間違いないようである。

 

 それに対して、タカト君……

 先ほどからヨークとメルアのパイルダーオンの光景を妄想しているズボンの前では、さながら光子力研究所のとん先のような小さな三角形のテントが張られていた。

 今まさに! 何かよだれのようなモノ、もとい汚水処理水が垂れ落ちるズボンの隙間からマジンガー●●●が発進しようと立ち上がる!

「あなたと合体したい~」

「気持ちいい~」

 ――俺が入れば3機のベクターマシンじゃないか!

 もう、そうなれば、まさにそれはロボットアニメのアクエリオ●!

 って、すでに別のアニメに変わっとるやないけ!

「唱えよ! 創聖ソウセーじ合体‼」

 アカンやろォーーーーン!

 あぁぁぁぁ! やばすぎですぅぅぅぅ!

 やっぱりこれ以上は、アカンやろ!

 って……やっぱ、男はだめだね……

 いや、男ではなくてタカトと作者がダメなだけなのか……

 

 そんなこんなでゆっくりと歩を進めた老馬は、時間をかけ第六の門の宿舎にたどり着いていた。

 宿舎の前に荷馬車を止めた二人のもとに守備隊長のギリーが待ちくたびれた様子で歩み寄ってきた。

 

「遅かったな……タカト……というか、毒消しは第一の駐屯地にはちゃんと運べたんだろうな?」

 空になった荷台を見たのにもかかわらずギリー隊長は、仕事の完了を確認しだしたのだ。

 どうやらやはりここに来てちゃらんぽらんのタカトに仕事を依頼したことが不安になったようである

 だが、その疑念を抱くような態度がなんか癪にさわったタカトはギリー隊長に顔を向けることもなく、ぶっきらぼうにその目の前へ一枚の紙を突き出したのだ。

「ふん! これ受領書!」

 タカトの表情は明らかに何か言いたげであったが、あえてそれを飲み込んでいる様子。

 

 ギリー隊長は受領書を両手で受け取ると念入りにサインを確認し始めた。

 どうやらこのサイン、間違いなく第一の駐屯地に搬入できたようである。

 ――これで今日の仕事は完了だ!

 すでに先ほどまで心配そうだった顔が弾けるように笑顔へと変わっていた。

「おぉ、ちゃんと運べたじゃないか。よかった。よかった!」

 大きくうなずくギリー隊長は丁寧に受領書を折りたたむと懐にしまう。

 

 だが、ついにタカトはそんなギリー隊長の言葉に納得できなかったのか、御者台の上で声を荒らげたのだ。

「よかったじゃないよ! マジで死ぬところだったんだよ! 俺!」

 ――『俺』じゃなくて『俺ら』でしょ!

 横に座るビン子もタカトのその言葉に納得できなかったようである。

 そんなタカトの反応を予想していたのか、ギリー隊長はにこやかな笑顔を浮かべながら2枚の金貨を右手で広げて見せた。

「だから、金貨一枚と奮発したんだろ。良しとしろよ!」

 どうやら一つは権蔵の作った道具の搬入分、そして、もう一枚が毒消しの運搬分といったところか。

 

 だが、その金貨を見ながらタカトは思うのだ。

 ――ふん! 何が金貨じゃい! 金貨と命なら命の方が大切に決まっとるだろうが! このボケ!

 

 相変わらずしかめっ面をしたタカトの様子を見るギリー隊長はついに奥の手をくり出した。

 そう、脇に挟んでいた一冊の雑誌をタカトの前にこれみようがしに見せびらかしたのだ。

「ほれ、約束していたアイナチャンの写真集! なっ! これで許せよ!」

 

 会心の一撃

 ドキューン♥

 

「全然! 問題ありません!」

 電光石火の勢いで御者台に正座をし姿勢まで正したタカトは、いつの間にかギリー隊長が正面になるように向きまで変えていた。

 しかも、その両の手はギリー隊長の突き出す写真集を仰々しくしっかりと掴んでいたのであった。

 

 第117話 金貨をどう使うかは俺の自由だ!(10)  より

令和6年2月21日の昼飯

日、食したカップラーメンはこちら!

 

日清

どん兵衛 特盛きつねうどん 

ラー油肉汁

ジュワッと広がる豚の旨み!

 

 

だぁぁぁぁぁぁ!

早速! いただきます!
 
おっ! 辛いのかと思ったのだが、そこまで辛くない。
というか、ちょっと甘ったるいような気もしないでもない。
でも、この味、私は好きだな。
しかも、特盛とあれば、なおの事、私ごのみ。
まだ、スーパーに残っているようなら買ってこようかな。
 
ということで、今日は「甘ったるい」つながりのお話を。
 
 

「もはや問答は無用! 者ども出会え出会え!」

 そんなセレスティーノの呼びかけに、黒い三年生であるキメれン組の三人がルパン・サーセンを取り囲んだ。

 そんな三人がカリオストロの暗殺部隊のように正面を向いたままグルグルと回りだす。

 そして、次第に早くなる三人の影。

 いまや、その残像は一本の黒い蛇のように連なっていた。

 そんな中、ガイヤが声を上げるのだ。

「マッシュ! オレテガ! 奴にあれを仕掛けるぞや!」

 それに呼応するマッシュとオレテガの声!

「しゅ!」

「おほほほほ!」

 そして、なぜか黒い蛇のような筋はルパンから離れると、控室の中を大きくグニャリと回ったのである。

 

 当然に、ルパン・サーセンも、その動きを懸命に目で追った。

 ――ちっ! やけに早いな……

 だが、着ぐるみを身に着けた体では、思うように動けない。

 

 そして、オレテガの号令!

「いくぞ! ジェットストリームアタック!や!」

 それとともにルパンの正面から三つに連なった影がまっすぐに突っ込んできたのである。

 そして、次の瞬間、先頭を走るガイヤが前髪をかきあげて広いオデコを突き出した。

「キメれ~ん! フラッシュ!」

 控室の中を白く眩しい光が一瞬にして塗りつぶす。

 

 ――なに! 目くらましか!

 よほどまぶしいのかセレスティーノなどは騎士のくせに目を手で覆っている。

 これではルパンを見失っても仕方ない。

 

 だが、それに対してルパンは平然と笑っていた!

 そう、彼こそ悪の首領! こんなことも想定内なのである!

 ということで、

「悪の首領専用トリック!ボッチっちサンバイザー!オン!」

 その声とともに白い卵のような着ぐるみから闇のように真っ黒なサンバイザーが飛び出してきたではないか。

 そう、これこそボッチっちの悪の首領が、自ら抱える孤独を耐えうるために開発した新兵器なのである。

 トイレの中のボッチっちは耐えられる……

 だが……教室のような大勢の中で一人ボッチは堪えがたい……

 しかし、このサンバイザーを装着することにより自らの視界が遮られ、周囲の人間が見えなくなるのである!

 周囲の人間が見えなくなれば、すなわち!これ! いないも同じ!

 もはや、ここは個室トイレと同じボッチっち空間なのである!

 たちまち広がるボッチっち空間!

 この闇の空間こそ悪の首領の本領が発揮される場所なのである!

 

 ついに!

 悪

 の

 首

 領

 ! 覚・醒⁉

 うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!

 

 闇より出でて! 闇より黒く! その汚れをみそぎたまえ!

 ここに招来!

 いでよ! 悪の怪人!

 オットセイ‼

 

 怪・人・招・来!

 がおぉぉぉぉぉぉぉ!

 

 と、控室の入口から一匹の怪人が飛び込んできた!

 そんな怪人の鋭い爪が、ガイヤの頭上を飛び越えてルパンに襲い掛かろうとしていたマッシュの頭をつかみ取る!

 しかも、ガイヤの横から回り込もうとしていたオレテガの頭までも鷲掴みにしていたのだ!

「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!痛いっしゅ!」

「オホホホホホ!放してぇぇえ!」

 

 そんな怪人が奇妙な液体を胸から垂らしながら叫び声をあげているのだ!

「オドレラァァァァァァァア!」

 

 そう、この怪人……

 先ほどまでアイスダンスショーに出ていたお登勢であった。

 いまだに上半身裸のお登勢の胸からはしなびた乳がビローンと垂れ落ちて、あの激しかった戦闘を思い出させるかのように粒のような汗を滴らせていたのである。

 だが、今や、そんなお登勢も帰り支度。

 裸のままではホテルニューヨークに帰れないのだ。

 だから……控室に着替えをしに来たのであるが……

 どうにも先ほどから控室の中が騒がしい!

 カチン!(怒)

 これでもお登勢はしっかり者!

 学校でいえば学級委員長! いや不良番長なのである。

 だからこそ、お登勢はホテルニューヨークの創設から今を支えてきた名器の中の名器でいられたのだ。

 その存在は言い換えれば、太平洋戦争開戦から終戦まで常に活躍し続けた双発戦闘機 百式司令部偵察機

 いわずもがな名機の中の名機である。

 当然にその機体の存在は連合軍の男たちの金玉を震え上がらせた。

 そして、また、名器であるお登勢も、男という男どもの金玉を震え上がらせたのである。

 お登勢に落とせない男などいやしない……

 百発百中!

 天下無双!

 狙った獲物は即!昇天!

 うっ! キモちぃぃぃぃ~♡

 男たちの財布の中身どころか玉袋の中身までをも完全にスッカラカンにするまで吸い尽くしたのである。

 まさに悪魔! いや! デビルマンレディーである!

 そして、今!

 そんな名器が黒い三年生の面々をロックオンしたのだ!

 悪魔のような鋭い両手につかまれるのはマッシュとオレテガ……

 怪鳥のように褐色のしなびた足の下ではガイヤがカエルのように踏みつぶされていた。

 そして、お登勢のひときわ大きな怒声が控室の中に響き渡る。

「控え室では! 静かにせんかぁぁぁぁぁぁ!」

 

 だが、その時、一つの影が動いたのだ!

 誰を隠そう、それこそ悪の首領! ルパン・サーセンであった。

「それじゃぁ~♪ お宝いただいていくぜぇ~♪」

 

 

 ルパン・サーセンはこの時!このチャンスを待っていたのである。

 分かりやすく言えば、お登勢が控室に来る、このタイミングをである!

 しかも、あえて言うならば、お登勢の手が完全にふさがる絶好の機会を待っていたのだ!

 その機会を得るために、わざわセレスティーノの神民であるコウスケの恰好をしてまで、アイスダンスショーの控室に忍び込んだのである。

 

 ……だが、そこにはすでに先客がいた……

 いや先客というより、戦死者が……

 そう、控室の畳の上には玉五郎ことオレテガの死体が転がっていたのである。

 まぁ、後で生き返るけど、この時には確実に死んでいたのだ。

 当然に、それを見て悲鳴を上げるルパン・サーセン

「ぎょぇぇぇえぇぇぇぇぇぇ!」

 

 だが、勘違いをしてもらっては困る。

 ルパンはオレテガの死体にビビったのではない!

 これでも国を股にかける大泥棒である。

 こんなの血なまぐさい惨状は幾度と見てきて慣れている。

 ならば、なぜ、ルパンは叫び声をあげたのだろうか……

 それは、オレテガの股に青いリボンがかかっていたからなのだ。

 

 そう……今回のルパンへの依頼……

 それは……第六の門の脇にできたケーキ屋「ムッシュウ・ムラムラ」の主人からの依頼であった……

 

 おっと! どこからともなくタイプライターを打つような音がwwww

 ということで! お決まりのタイトルコール!

「俺のチ〇コを守ってくれ!」

 チャラリン‼

 チャラ!チャラ!チャチャチャチャっ!

 

 数日前……

 そう、第六の門の近くにできたというケーキ屋さん「ムッシュウ・ムラムラ」でのことだった。

 女子学生であふれる店内は、なにやらピンク色をした甘ったるい香りで充満していた。

 しかし、そこに明らかに異なる存在があったのだ。

 店の中心にあるテーブル席。

 そこに対面するように、むさくるしい男が二人座っていたのである。

 二人が、懸命にほおばっているのはチ〇コケーキ。

 こいつら……一体いくつ食べたのだろう……机の上には、ケーキ屑がついた皿がいくつも並んでいた。

「コウスケ……お前、何個食った?」

「今……5個目です……スグル先生は?」

「ゲプっ……俺は、何とか6個クリアーだ……」

「先生……10個食べないと福引券もらえないらしいですよ……」

「そうか……ならば奥の手だ!」

 わずかに腰を浮かすスグルのケツから音がした。

 プスゥ~

「よし! これで1個分は隙間ができたぞ!」

「クサぁぁァァ! ちょ! 先生! 何食べたんですか! めっちゃ臭いですよ!」

 

 そんな二人を取り巻く女子学生たちが、彼らに白い視線を向けていたのは言うまでもなかった。

 でもって、そんな頃……ケーキ屋さん「ムッシュウ・ムラムラ」のバックヤードでは、神妙な面持ちをしたケーキ屋の主人であるムッシュウ・ムラムラ・エルキュール・アッポォワロとカウボーイハットをかぶったルパン・サーセンが座っていたのである。

 

 どうも話を聞くに、ケーキ屋の主人アッポォワロが恐れているのは、巷を騒がしていたチ〇コキラーの存在のようだった。

 やはり……ケーキ屋さんにとってチ〇コは大切。

 そりゃそうだろう、チ〇コを台無しにされるとチ〇コケーキが作れなくなってしまうのだから。

 もし、チ〇コを失えば、おそらく店内は真紅に染まったイチゴケーキで埋め尽くされることだろう……

 それも、アッポォワロの死体とともに……

 しかも、チ〇コをなくした股間の上には、一つの青いリボンが丁寧に飾り付けられているのである……

「いやだ……そんなのはいやだ……」

 うつむく主人は震える声を、やっとのことで絞り出す。

 

 だが、実際に10年ほど前に、一般街にあるコンビニの裏路地でそのコンビニの店長だった男がチ〇コをえぐり取られた姿でなくなっていたのである。

 しかも……その男、新婚まもなかったというではないか……

 まさに幸せの絶頂から不幸のどん底……

 おそらく何が起こったのかもわかるまい……

 彼の新妻は横たわる男の亡骸にしがみつき半狂乱で泣き叫び続けていた……

 夜のとばりが下りた裏路地には、そんな妻の叫び声に呼び寄せられたやじ馬たちがたむろしていた。

 そんな野次馬の中にケーキ屋の主人ムッシュウ・ムラムラ・エルキュール・アッポォワロ(いや、この時点ではケーキ屋を始める前であったのだが)の姿もあった。

 転がる男の死体を茫然と見つめながら、震える両の手を強く握りしめる。

 ――ついに……こいつもやられたか……

 そんな彼の足元にはおそらくコンビニの店長が持っていたであろう無数のタコさんウィンナーのシールが貼られたエロ本が異様な匂いとともに散らばっていた。

 

 そう、このコンビニの店長はかつて「根アン♥出るタール神」に勤めていたナンバー2のホストであったのだ。

 しかし、同僚たちが次々とチ〇コキラーに殺害される事件が発生すると、すぐさま「根アン♥出るタール神」を辞めて姿を隠したのである。

 それも何年も何年も……

 かつての過去を隠し……

 かつての名前を隠し……

 そこまでして、彼はコンビニの店長として再起をはかったというのに……

 彼は……チ〇コキラーに殺されたのだ……

 ――次は……俺の番か……

 コンビニの店長の過去を知るこのアッポォワロもまた、かつては「根アン♥出るタール神」に勤めたホストであった。

 しかも、その地位は、ナンバー1! ナンバー1ホストであったのだ!

 

 そんな彼がルパンの手を取り懇願するのだ。

「何とかして、俺のチ〇コを守ってくれ……」

 そう、彼もまた最近まで自室に閉じこもり世間から姿を隠していた。

 だが、やはり生きていくには金が要る。

 だからこそ、今度はまじめに働こうとケーキ屋を始めたのだ。

 だが……10年前のコンビニの店長の事もある……

 表に出ればいつチ〇コキラーに狙われるのか分からないのだ。

 もしかしたら、すでにチ〇コキラーに見つかっているかもしれない

 そう考えると、夜もオチオチ寝てられない……

 そんな時に、アッポォワロは草野球をしている仲間からチ〇コを守る方法を聞いたのである。

 

 だが、それを聞くルパンは、なんだか乗り気ではない……

 というのも男に手を握られても、やる気が全くわかないのだ。

 まぁ、この辺りはもしかしたらタカトと同じような性格なのかもしれない。

 ということで、ルパンの返答は、

「そんなこと、守備兵にでも頼めばいいだろうがよ」

 だが、アッポォワロはうなだれて、肩を震わせるのだ。

「それが出来れば……それができれば、最初からお前になんか頼まないよ!」

 まぁ、当然である。

 ルパン・サーセンは大泥棒?

 頼みごとをすれば、それ相応の見返りを要求されるのである。

 そんなことは分かっている。分かっているのだが守備兵に頼めない事情というものもあるのである。

 そんな様子のアッポォワロを見たルパンは、

 ――こいつもきっとスネに、いや、チ〇コに傷がある男なのだろう……

 

令和6年2月20日の昼飯

日、食したカップラーメンはこちら!

 

まるか食品

ペヤング 超大盛やきそば 

 

だぁぁぁぁぁぁ!

早速! いただきます!
 
スゥパァァァァァ!
と叫んでみても、これでもペヤングの中では小者の部類。
メガとかギガとか、アホのようなカップ焼きそばがあるのである。
だが、この超大盛、小者と言っても麺2倍!
やはり、量はかなり多い。
でも、これぐらいのボリュームがないとスーパーとは言えないでしょう。
 
まるか食品は、こういった面白い商品を作ってくれます。
オッサンとしてはワクワクしどおしです。
でも……西の人間としては……焼きそばの味がなんか違うんですよね……
薄いというか……あっさりというか……
もっと、こう……こってりとしたソースが好きなんですけど……
きっと、東京のお味は、これが普通なのかもしれません。
 
ということで、今日は「味」つながりのお話を。
 

 そんな時であった。

「ルリ子がさらわれたぁぁぁぁぁ!」

 半裸の男が立花ハイグショップの入り口から勢いよく駆け込んできた。

 そう、この男、先ほどまでサンド・イィィッ!チコウ爵と激しい?バトルを繰り広げていたラオウであった。

 

 だが、店の中からは何の反応もなかった……

 

 あれ?

 と、頭をかくラオウ

 仕方ないので、もう一度、大きく息を吸い込んで! それからのぉ~

「ルリ子がさらわれたぁぁぁぁぁ!」

 と、入り口で声を大にした。

 

「「「「あぁぁあ! なんだとぉぉぉ! こらぁぁぁあ!」」」」

 床にあぐらをかいて座る四人のオタクたちは殺気を込めた目でラオウを睨みあげた。

 その気迫! まるでヤンキーのメンチ切り!

 いや、そんなものでは生ぬるいwww

 どちらかというと目からビームが飛び出ている感じ。

 そう! まるでマヂンガーZの光子力ビーム!

 そんな4対のビームがラオウに直撃したのだ!

 ドキュンドキュンドキュン!目撃!ドキュン

 あひぃぃぃぃぃぃぃん!

 とっさに身もだえるラオウ

 さすがに南斗パイパンや拳を極めていたとしても、その圧倒的なプレッシャーの前にはどうすることもできなかった。

 だって……仕方ない……

 オタクの趣味を邪魔するというのは万死に値するのだ。

 まして、オタクの収集品を捨てようものなら来世に生まれ変わったとしても許されることはないだろう……それがたとえ原始の神であったとしてもだ…

 だから……オタクをパートナーに持つ人はくれぐれもその取扱いに気を付けよう。

 触らぬオタクに祟りなし……というではないか……

 

 だが、今はそんなことを言っている場合ではなかった。

 

 すごい身振り手振りを交えながらラオウは、先ほどまでの死闘を説明した。

「で! サンド・イィィッ!チコウ爵がルリ子をさらっていったんだ!」

 って、なんだか……ラオウの説明が事実と違っているような気がするのですが……

 確か……ルリ子は自分からついていきましたよね……

 だから、サンド・イィィッ!チコウ爵がルリ子をさらったというのは、チョット言い過ぎのような気がするのですが……

 ――そんなこたぁ!どうでも!いいんだよ!

 このオタクたちが、ルリ子を取り返す気になってくれさえすればそれで構わない。

 何ならルリ子がレイプされたとでも付けくわえておこうかwww

 って、くわえさせようとしていたのはラオウ!テメェのほうだろうが!

 へっ? 何をかイワンや! 辛口ニコフwww

 ――俺は単にパンツについたシュールストレミングをルリ子の舌で掃除させただけだ!

「「「「なに! ルリ子が!」」」」

 と、ようやく状況を認識した四人のオタクたちは互いに顔を見合わせた。

 

 

「あのルリ子が……」と、目を丸くする立花。

 というのも、遅刻したことをとがめても、一度も改めようという気がないのだ。

 そんな頑固なルリ子が……さらわれるとは……

 

「あの鰐川さんが……」と、砕け散ったタイムレコーダーを見るクロト。

 というのも、このタイムレコーダー金属製なのだ。

 そんな金属製のタイムレコーダーを一蹴りでくだく鰐川さんが……さらわれるとは……

 

「ルリ子さん!」と、ひどく動揺するタケシ。

 というのも、父を失ったルリ子の生きる糧になろうとタケシはその怨念を一身に受けようとしていたのだ。

 そんなルリ子の……さらわれた……

 一枚!

 二枚!

 三枚!

 四枚!

 五枚!

 六枚!

 八枚!

 九枚!

 十枚!

 あれ⁉ 皿! 割れてないよぉ~!

 というか、お前……数すら正確に数えられないのかよwwwと、白い目で軽蔑するタカト君。

 

 で、当然、最後は、そのタカト君である。

「なに! ルリ子さんが!」と、前の三人同様、驚くタカト。

 というのも、タカトはこのハイグショップにきて数時間も経っていないのだ。

 ダボダボのティシャツの上からでもはっきりとわかるほどのかなりの巨乳な女がいたことは覚えているが……その女の名前が何というかなんて、いちいち覚えていなかった。

 だが……かといって……こんな雰囲気で、「ルリ子さん……って誰?」などと言い出せるわけはない。

 ということで、ルリ子さんはサラ・ワレーター……きっと、ターミネーターにでてくるサラ・コナーの親戚かなにかなのだろうということで、一人納得した様子であった。

 

 ようやく話しに食いついてきた四人のオタク。

 そんな中、クロトは怖い表情でラオウを睨みつけていた。

ラオウさん!あなたは鰐川さんを見捨ててきたというのですか!」

 そして、タケシもまた先程までと打って変わって荒ぶる表情を見せながらも怒りを押し殺す。

ラオウ! お前‼確か! 南斗パイパンや拳の使い手だったよな!」

 

「いや……おれは……見捨てたわけじゃ……」

 何か隠し事をするかのようなラオウは4人から目をそらした。

「……俺は明日の仕込みをしないといけないんだ……だから……」

 

 だが、その言葉にすかさず立花どん兵衛がツッコむ!

ラオウ! 貴様の店に客など来たことがないだろうが!」

 

 そう……キッチンラ王は客が全く来たことがない……。

 唯一の客はアンパンを食いに来るルリ子だけ……

 そんなルリ子がさらわれて、いい気がしないのはラオウ自身も同じであった。

 だが、そんな思いも今日限り。

 明日になればキッチン・ラ王には女たちが群れをなして列を作るはずなのだ。

 そして、ラオウが作ったラーメンを毎日、物欲しそうな目でおねだりしはじめるのである。

「お願い……もっと……もっと頂戴……」

「我慢できない! 私にも熱いのを注いで!」

「これ!これ!いぐうぅぅぅぅ!」

 もう、想像しただけでラオウの下半身にドビュッシーの音楽が流れてきそうな気がする。

 ――だが、今は我慢だ!

 そのために、昨日までの364日、毎日、毎日、エロ同人誌に書いてあったとおりに……5回、ドビュッシーの愛が奏でるハイレグパンツを煮詰めてきたのである。

 

 そんな股間を押さえ苦虫を潰すラオウを見ながらタカトも渋い顔をしていた。

 

 どうやら、四人目としてタカトもまた、何か言わないといけないと思ったようで……

 ターミネーター……ターミネーター……と思考を巡らせていた。

 ‼

 そして!ターミネーターと言えば!やはりコレである!

I'll愛る……違った。she'll be back!」

 

 それを聞いた瞬間、ラオウはギクリと驚きの表情を浮かべた。

 ――なぜ分かったんだ!この少年! もしかしてエスパー?

 というのも、ハイレグパンツを煮詰めるのも明日で365日目を迎える。

 そう! ついに満願成就!

 完成するのだ! 食べた女がすぐさま発情し目の前の男に一目ぼれする幻のラーメンが!

 そのためには……

 このルリ子がきれいに舌で舐めて掃除してくれたハイレグパンツにドビュッシーの……

 『お汁をつけに帰らないといけない』……のだ!

 

 しかし、ルリ子の残したアンパンの売掛金の回収も何とかしたい。

 そのためには、どうしてもこのオタクたちにルリ子救出に向かってもらうしかないのである。

 ということで……ベタだが……

「アイタタタタ……あああ……お腹が痛い……」

 ラオウは白々しく腹を押さえだした。

 

 その様子を白い目で見つめるオタクたち4人は、どうやらそれが嘘であることをすぐに見抜いたようである。

 

 

 だが、腹を押さえて店の入り口に走るラオウは振り向きざまに捨て台詞。

「地獄……いや、トイレで会うぜ! ベイビー!」

「「「「アホか! お前とトイレなんかで会いたくないわ!」」」」

 と、ついついツッコんでしまった4人のオタクたちであったが、気づいた時にはすでにラオウの姿は無くなっていた。

 

 残ったオタクたちはすぐさまルリ子の救出に向かおうと店を飛び出した。

 立花どん兵衛は店を出てすぐさま右へと走りだす。

 しかし、タケシはその逆の左に向かって走っていた。

 そして、タカトはというと、なぜか通りの真ん中で阿波踊りを踊り始めていたww

「エロい子っちゃ~エロい子っちゃ~ ヨイヨイヨイヨイ!」

 まぁ、タカトにとって、ルリ子という女性がダボシャツのエロイ女の子であることしか分からないのだ。

 もう、踊る以外にどうすることもできなかったのである。

「つづる阿呆に読む阿呆! 同じ阿呆なら読まなきゃ損々! 孫悟空!」

 ということで、てんでバラバラの三人。

 

 そんな三人の様子を見ながらクロトは大きく手を叩いた。

 パン! パン!

「ハイ! 皆さん! 集合~!」

 って、ここは幼稚園かwwww

 だが、三方向に散ったオタクどもはスゴスゴと肩をすぼめて帰ってきたのだ。

 

 店の前に立つ立花どん兵衛は頭を掻きながらぼやき始めた。

「ルリ子がさらわれたと言っても、どこにいるかが分からんのではな……」

 ラオウの話はちゃんと聞いた。聞いたのだが、今、ルリ子がどこにいるのかがサッパリと分からなかったのだ。

 というのも、当のラオウがルリ子の後を追わずに、このハイグショップにいきなり駆け込んできたものだから、実際にルリ子がどこに連れ去られたのかということが分からずじまいだったのである。

 そんな状況で店から飛び出してみたとしても、どちらに方向に向かって走ればいいのか分からないwww

 

「くそ! どうしたらいいんだ!」

 タケシがドンと地面を叩きつけた。

 その様子はまるで早くルリ子を助けに行きたいのに、どうすることもできない歯がゆさを押さえつけるかのようであった。

 

 タカトもまた喉を押さえつける。

 そして、つぶやくのだ……孫悟空の声優 野沢雅子さんの声色で……

「オラ! ラオウの話をちゃんと聞いてたぞ! だったら、デスラーはツョッカー病院にいるんじゃねぇのか!」

 

 ⁉

 それを聞く立花どん兵衛と本郷田タケシは顔を見合わせた。

「「そうか↑」」

 その声は、まるで算数の難しい問題の答えが分かった小学生のようにうわづっていた。

 

 だが、一人クロトだけは渋い顔をしているのだ。

「普通に考えれば……確かにデスラーはツョッカー病院にいると思うのですが……しかし、ツョッカー病院は普通の病院ではありません……」

 それを聞く立花どん兵衛と本郷田タケシは、再び、顔を見合わせて……

「「そうか↓」」

 今度はどんよりと曇る声……なんだか急に落ち込んだ。

 

 というのも、ツョッカー病院は救急患者を受入をしない。

 まぁ、いわゆる町医者の少し大きいバージョンなのだ。

 だが、病床数は100と異常に多い。

 なぜなら、病院経営のために入院患者をガッツリと確保しておく必要があったのである。

 だが、世は働き方改革が唱えられる時代。

 病院と言えども働き方改革の波は避けて通れなかった。

 すなわち、命のためと言えども!無理な残業は許されないのである。

 ということで、ツョッカー病院長の残業撲滅命令によって、一分一秒でも早く帰れといわれていたのである。

 しかし、コレだけ聞くと、なんと労働者にとって理想的な職場なのだろうとおもってしまうことだろう。

 だが、ツョッカー病院を甘く見てもらっては困る!

 そう!そんなことは政治家さんがよくやる手!

 表面上は聞き心地がいい言葉であったとしても、その本心は悪魔のように真っ黒に汚れているのだ。

 そもそもツョッカー病院に労働者のことを考える常識などあるはずもない!

 ただそこにあるのは病院経営の利益追求のみ! 

 ということで、働き方改革を言い訳に夜勤の残業代を完全にカットしたのである。

 これにより夕方7時を過ぎると、ツョッカー病院は強制的に閉院したのだ。

 って、時間がくれば病院が締まるのは当たり前のことだろうwwww

 なにをおっしゃいますwwww

 ツョッカー病院の閉院は外来患者の受け入れを辞めることだけではないのです!

 そう、医者も看護師も、そしてまた見回りをする警備員たちも皆、強制的に帰宅の途につかされるのである。

 すなわち、院内は入院患者を残して完全に無人……すなわち、入院患者の看護すらも全く行われなくなるのである。

 いかに入院患者の容態が悪化してようが、ほったらかし。

 もう、金さえもらえば生きようが死のうが関係なかった!

 そのため、ツョッカー病院に入院すると二度と生きて出てこられないという噂まで流れていたのである。

 

 当然、立花どん兵衛と本郷田タケシは、クロト同様にツョッカー病院の黒いうわさについては聞き及んでいた。

 そして……今の時刻は11時過ぎ……

 当然にツョッカー病院は閉まっている。

 そして、院長の残業撲滅命令によって、院内には医者も看護師も時間外は入ることが禁じられていた。

 ということは……デスラーがこの時間、ツョッカー病院に戻ったとしても院内に入ることは能わず……ということになるのではないだろうか……

 

令和6年2月19日の昼飯

本日、食したカップラーメンはこちら!

 

エースコック

スーパーカップ1.5倍

「鶏ガラ醤油ラーメン 」

量も旨さもスーパー級!

 

だぁぁぁぁぁぁ!

早速! いただきます。
 
私だけなのかもしれませんが……
スーパーカップが色あせて見えます。
 
グーグル先生によると(wikiより)
『1988年(昭和63年)にエースコックが麺の容量を袋麺と同等の90gとして「大盛サイズ」』としてスーパーカップを発売したようです。
昭和63年って……かれこれ36年前……
 
カップ麺の重量が約60gだったので、その1.5倍で90gなんだそうです。
当時は爆発的な人気を博したようで、当然に、多くの大盛り商品が追随します。
これに対抗し、スーパーカップもMAXを発売。
MAXでは麺の重量が100gになっているそうです。
 
ただ、やっぱり36年前の感覚で「スゥパァァァァァ!」と叫ぶのは、ワンピースにでてくるフランキー並みに恥ずかしいwww
いや、フランキーは時代の先を行き過ぎているのであって、時代に取り残されたのはもっと痛い……と、私は思うのです。
 
やはり、スーパーカップには時代の先の先を行って欲しい!
エースコックならできるはず!
是非ともフランキーのように堂々と「スゥパァァァァァ!」と叫んで欲しいのです!
 
ということで、今日は「1.5倍」つながりのお話を。
 
 

 駐屯地の前には金色の草原が広がっていた。

 その金色の光と比較すると、駐屯地内の広場は松明の明かりだけが照らしているため薄暗い。

 そんな城壁によって隔てられた四角い広場の中心では、ガイヤによって操られた5人の死体がコウケンをタコ殴りにしている最中だった。

 

 奉身炎舞によって生気がつきかけたコウケンは必死に頭を抱えて防御をする。

 根がまじめなコウケン。ガイヤのトリッキーな攻撃に手も足も出なかった。

 ――私は負けるのか……

 そう思う意識が徐々に薄らいでいくのがコウケン自身にもよくわかった。

 

 ほぎゃぁぁぁぁ!

 だが、そんなコウケンを殴り続けていた5人の死体&ガイヤが突然はじけ飛んだのだ。

 まるでボーリングのピンのようにスパーン! っとね。

 だが、残念ながらそのスコアは、ストライクではなかったようである。

 というのも、その広場というレーンの上には、残ったピンのようにうずくまるコウケンの頭が一つだけ残っていたのだ。惜しい! 実に惜しい!

 

 って……誰か助っ人が現れたのだろうか? ほかの二人の兄弟同様にコウケンにも。

 もしかして騎士の一之祐? それともモーブとか?

 いやいや一之祐はモーブを抱えて今ひたすらに内地へとつながる騎士の門へと走っている最中なのだ。

 ならばガイヤたちを吹き飛ばしたのはいったい誰だというのだろうか?

 

 そう、それはアイナだった。

 駐屯地の入り口から飛び出してきたアイナは、まっすぐにガイヤたちに突っ込んできたのである。

「いやぁぁぁぁぁ! いやぁぁぁぁぁ!」

 いまだ絶叫を上げつづけるアイナは前も見ることもなく頭を振っていた。

 おそらくこの様子、前などいっさい見ていないだろう。

「アダムさま、もう逆らいません! だから! 私を消さないで!」

 

 たまたまその道程にコウテンたちの一群がいたのである。

 だが、首を振り髪を振り乱しながら走っているアイナにとて、そんな些末なことは関係ない!

 その勢いのまま5人の死体&ガイヤを弾き飛ばしたのだ。

 アイナはそのあと城門の隙間からみえる光の草原に向かって全速力でまっしぐら。

 そう、いまの城門は内地に向かった一之祐が外に出たことによって開いたままだったのである。

 そんなアイナの様子に慌てて守備兵たちが急いで門を閉めようとしはじめた。

 だが、間に合わない……

 もしかして、アイナはこのまま外に出てしまおうというのであろうか?

 

「アイナちゃぁぁぁぁぁん!」

 タカトもまたアイナのあとを追って駐屯地の建物から飛び出していた。

 「裸にメガネー」をつけたタカト。

 目の前は生気が発する白い影しか見えないのだ。

 だが、タカトもまたタカトなりに全速力で走っていた。

「邪魔だ! ハゲ!」

 そして、スパーーーーーン!

 広場に残っていた最後の一本のピンを弾き飛ばしたのであった。

 ナイススペア! ナイスカバー!

 

 そう、タカトはうずくまっていたコウケンの頭を力強く弾き飛ばしていったのだ。

 って、メガネの上からでも禿げ頭が見えとるがな!

 だいたい今のコウケンは生気が尽きて眼鏡には映らないはずなのだ。

 しかも、その見えないものを、ハゲ呼ばわりして……

 お前はエスパーか!

 エスパー伊藤か!

 

 だって、仕方ないのだ。

 先ほどまではっきりと見えていたアイナチャンの桃尻が、何やら丸い黒い影によって隠されてしまったのである。

 さすがのタカトもそこに何かがあることがすぐに分かったのだ。

 って、これだけで、黒い影の正体がハゲであることが分かるとは……驚きである。

 いやいや、だって、目の前においしい桃のようなお尻がぶら下げられていたのだ。

 もう、こんな時のタカトの感覚は魔物以上の鋭さを発揮するのである。

 肉眼以上に心眼というまなこが大きく見開かれていたのだ。

 そう、その心眼によってタカトには前を走る桃の割れ目まではっきりと見える。

 そのはだのうぶ毛まで……

 イヤァ~ん♡

 そして、ついでに弱ったタコのようなハゲ頭も見えてしまったのだ!

 イラぁーん!

「邪魔だ! ハゲ!」

 スパーーーーーン!

 うむ……恐るべし……タカトのエロ心眼。

 あっ! ちなみに見えているのがオッパイの場合には、さらにこの能力は1.5倍にまで跳ね上がるようである。

 

 そんな時である。

 ガイヤの緑の目が起き上がってきた。

 そして、おもむろに親指を強くかむと息を大きく吹き込んだのだ!

 こ! これはもしかして某ゴム人間の必殺技! ギアなんちゃら!

「おいっ! この筋肉‼ ギガントするのかい? しないのかい? どっちなんだいっ⁉」

 太く大きくなった腕を振りかざして、目の前のコウケンにむかって飛びかかっていく。

「なんと水鳥軒奥義! なかなか筋肉ん大移動!」

 おいっ! これだと……一堂零の技じゃんか!

 

 すでにコウケンはタカトに思いっきり蹴り飛ばされたことによって最後の力を完全に失っていた。

 その頭は前のめりにゆっくりと倒れこんでゆく。

 ――……私はもうダメです……あんな奴らに負けるとは……まだまだ修行が足りませんでしたね……

 薄れゆく意識の中でコウケンは中山君に反省した。

 って、中山君って誰やねん!

 えっ? 知らない?

 アメリカのボディービル大会「マッスルビーチインターナショナル」で優勝したという伝説の芸人さんを!

 

 ぼこっ!

 骨が砕けるような鈍い音が薄暗い広場の空に響いた。

 

 ぎょぇぇぇぇぇ!

 その刹那、先ほどまで腕を振り上げていた一堂零、ちがった! ガイヤの顔面が大きくくぼみ、ケツの穴から大量の空気を吐き出しながら飛んで行ったのだ。

 

 一方、倒れ行くコウケンの体がしっかりと誰かによって抱きかかえられたのであった。

「よく頑張ったな……」

 いまやガンエンのたくましい腕の中にコウケンの体が眠っていた。

「コウケンよ……後は、ワシに任せておけ……」

 

 そう! ガイヤがコウケンに腕を振りおろそうとしたその瞬間。

 ガンエンのスピアのような鋭い右ストレートがガイヤの顔面を貫いていたのであった。

 吹き飛んだガイヤは地面に転がる。

 まるで死にかけた虫のように足をM字に開きながらぴくぴくとしていた。

 ナイススピア! ナイスくぱぁ!

 このポーズが女ならエロイのだが……

 眉なし男がやるといっそうキモイ!

 

 第596話 ナイススペア! ナイスカバー! より

令和6年2月16日の昼飯

本日、食したカップラーメンはこちら!

 

徳島製粉
「金ちゃん きつねうどん」

だぁぁぁぁぁぁ!

早速! いただきます!
 
最近、高くなった値段に慣れてきました。
この前までは「たけぇなぁ~」と手を出さなかったカップ麺でしたが、もう、この頃では普通にあれやこれやと物色を始めています。
待ったところで、以前のような値段には戻らない。
恋と一緒です。
失われた過去を振り返っていても前には進めません。
そう、今ある現実を見つめないと、よりよい人生は歩めないのです。
過去のカップ麺の値段がいくら安かろうが、もう、そんなことを考えて生きていてはダメなんだ!と悟りの境地に達したわけでございます。
とはいっても、高いカップ麺は買いたいと思わない。
なので、激安スーパーの低価格帯からいろいろと見繕い始めております。
おかげさまで、一時、底が見えていた私のカップ麺のストックボックスが、またもや山盛り状態にwww
そして、それを見るお局様のフラストレーションも山盛り状態wwww
こんな風景を眺めていると、徐々に元の感覚に戻っているのかなと思います。
まぁ、財布の中だけは、以前にもまして寒くはなっておりますがwwww
 
と、まだまだ、寒い日が続いております。皆様、お体にはくれぐれもお気を付けください。
 
ということで、今日は「山盛り」つながりのお話を。
 

 鍋の中の湯がグラグラと煮える。

 そんな鍋の中を覗き込みながらエドワード料理長は考えるのだ。

 ――奴らは何者だ……

 激辛カレーをなんなくペロリと平らげた……それはまるで悪魔のようではないか……

 もしかして、奴らがあの名高き悪魔の実を食いし者なのか⁉

 だが、それならば対処のしようはある。

 そう、悪魔の身の能力者は海水に弱いのである!

 ならばと、エドワードは鍋の中に海水をドバドバと注ぎ込んだ。

 だが、これではただ塩辛いカレーになっただけだ。

 この程度の辛さなど、あのブートジョロキアをふんだんに入れたカレーを食べ切った奴らにとってはジュースと同じ……

 ――ならばどうする……

 悩みに悩んだエドワード料理長は、ついに禁断の悪魔の実に手を出したのだ……

 そう、それはキャロライナ・リーパー!

 世界最強!いや最辛の唐辛子なのである!

 その辛さはハバネロの12倍の辛さを持っていると言われている。

 すなわちブートジョロキアのおおよそ倍近く辛い食べ物なのだ。

 いや、もう食べ物と表現するのは無理がある。

 というのも、あまりにも辛すぎて食べることができないのだ。

 当然、そんなキャロライナ・リーパーだから食材として世に出回っていない。

 と思ったら、「死神」という名前でキャロライナ・リーパーを使用した一味唐辛子が一瓶10gで売っとったwwwまぁいいやwww

 ということで、ここでエドワードのグラグラの能力が発動したのだ。

 グラインダーにつぐグラインダー!

 そう、あまり店に売っていないのであれば自分で粉末にするしかないのである!

 グラグラと揺れるすり鉢の中でキャロライナ・リーパーが毒々しい赤い粉末に変わっていく。

 今や山盛りとなった赤い粉! その量はグラグラということで10g×10gで100g! 計算が違う? 知らんがなwww

 そんな量を惜しげもなくグラグラと沸き立つカレー鍋へと放り込んだのだ!

 瞬間! 鍋から噴き出す刺激臭!

 だが、もはや、そこには香りなど感じない。

 鼻孔の奥に広がるのは、ただの激痛……

 そう、エドワードは忘れていたのである。

 この刺激臭は自分にも襲いかかってくることに。

 すでにエドワードの顔面は涙と鼻水でぶち壊れ、目などは赤く充血して泣き腫らしていた。

 

 先程から、あまりの激痛に頭がグラグラと揺れる。

 ――意識が遠のきそうだ……

 だが、このカレーを奴らの前に持っていくまでは終わりではない!

 一歩一歩と地面をこする足が揺れる体を何とか支え切る。

 しかし、エドワードの視界に映る控室のドアが、かすんでよく見えないのだ。

 ――控室の入り口がこんなに遠いものだったとはな……

 

 だが! なんやかんやで、ついにエドワードはタカト達の前に仁王だったのだ!

「餓鬼ども! お待ちかねのおかわりだぜ! 残さず食えよ!」

 エドワードは最後の力を振り絞って手に持っていた寸胴鍋をドンと机の上に叩き置く。

 飛び散るカレー!

 瞬間、周りの参加者が激臭に目をこすり、泣き叫びながら畳の上に転がった。

 そして、エドワードもまた、ついに限界を迎えたのか……その大きな体が前のめりに倒れこんでいったのだ。

 ドシーン!

 控室のたたみの上に白髭料理長ことエドワードの巨体がうつぶせに倒れこんでいた。

「料理長!」

 次々とエドワードの周りに集まるコックたちが叫び声をあげながら横たわる巨体を抱き起す。

「料理長! しっかりしてください! 料理長!」

 なんとか仰向けに戻されたエドワードの瞳がかすかに開いていた。

「お前たち……最後に……一つだけ聞かせろ……おれが親父でよかったか……」