令和5年12月26日の昼飯

本日、食したカップラーメンはこちら!

 

CGC
「旨みの一杯 野菜タンメン」

野菜とチキンの旨みだし

 

だぁぁぁぁぁぁ!

早速! いただきます!
 
あっさりとしたお味。
イイですね。
優しい味がホッとします。
 
この年の瀬……
あわただしく働く職場の同僚……
そのせいか、窓から見える人たちも忙しそうにを歩いているように見えます。
 
そんな窓に息をそっと吐きかけて、白くなった風景をこすりながら一つの絵を描いていきます。
でも、部屋の温度が高いせいか、書いたそばからその姿がスッと消えてしまいました。
 
もう一度、フゥ~
 
先ほど書いた線の続きを伸ばします。
 
そして、完成!
大きなウ〇コ!
 
でも、今はその姿は見えません……
この窓にウンコが書かれていることを知っているのは、私だけ……
そう私だけ……
何か特別な優越感に浸った気持ちですwwww
そんな、ホッコリとした4分間を過ごしておりましたとさwww
 
ということで、今日は「フゥ~」つながりのお話を
 

 にらみ合うタカトコウスケ。

 まさに一触即発、ピリピリとした空気が張りつめていた。

 一方、その横で、身もだえするビン子。

 まさに昼想夜夢ちゅうそうやむ、デレデレとした妄想が張りつめていた。

 

「覚悟しろ! タカト!」

 コウスケはタカトを睨み付けながら、ゆっくりと腰に手を当てた。

 荷馬車の上のタカトは、その動きを警戒する。

 ――奴は何をする気だ……

 じりじりと高くなる太陽が、そんな額にうっすらと汗をにじませていく。

 

 そう、この緊張感こそバトル小説の真骨頂!

 なに? ギャグ小説だろって?

 バカ言いなさい! これはあくまでもバトル物のハイファンタジー

 コメディやラブコメとは一線を画しているのだよ! 一線を!

 いうなればこのお話は、親を殺されたタカトの復讐物語!

 そして、その陰で動くのは、この世界が始まりし時の悲しい出来事……そう、引き裂かれた二人の神々のお話しなのだ!

 えっ? そんな雰囲気まるでない?

 そんなわけあるかい!

 

 身構える二人の上では呑気な三羽ガラスが飛んでいく。青い空でカァ~と鳴く。

 止まった荷馬車の横では腰の曲がったおばあちゃんがゆっくりと歩いていた。

 腰をトントン、フゥ~と一息。

 土手の上には、そんなのんびりとした空気が漂っていた。

 

「最初からフィナーレだ!」

 叫ぶコウスケは、腰に隠し持っていた筒をタカトに向けた。

 その筒は、まるで小さなペットボトルのような形。

 しかもその細くなった飲み口には、竹の棒のようなモノがツッコまれていた。

 

「タカト! 俺の全力を受けてみろ!」

 言い終わるや否や、コウスケはその棒をグッと強く押し込みはじめた。

 丸いペットボトルのような筒がその圧力によって一瞬、膨らんだかと思うと、その先端に開けられた小さな穴から、まるでガマン汁のような何かがピュッと飛び出そうとしていた。

 

「全力全開フィナーレバスター!」

 力任せに筒の奥まで一気に棒を押し込んだ!

 うっ!

 小さな穴から、白い液体が糸を引きながらビュルルルルルと飛び出した。

 

 ――あぶない! ビン子!

 無意識のうちに、タカトはビン子をその背に隠した。

 というのも、今日のビン子は危険日なのだ!

 そんなものが当たれば、ビン子は途方に暮れてしまうことだろう。

 なぜかそんなことを知っていたタカトは、ビン子の前に立ちはだかり壁となったのである。

 

 ビュルルル・ル・ル……ル……ル……ル……

 だが、その液体は荷馬車に届くこともなく、放物線を描ききると馬の前の地面を少し湿らせただけに終わった。

 

「なぜだ……?」

 理由が分からず呆然となっているコウスケはびしょびしょになっていた。

 

「お前は水鉄砲すらまともに作れないのか!」

 ワハハと高笑いするタカト。

 どうやら、コウスケの手に握られていたのはペットボトルの水鉄砲。

 底面に開けられた穴から水を打ち出すはずだったのだが、棒との間にできた隙間へと逆流した水が飲み口から噴き出してしまったようなのだ。

 

 えっ? ほんとうにそれは水鉄砲の水なのかって?

 水ですよ! 水!

 アレだと思った? バカじゃないですか?

 大体、アレの小さな穴に棒を突っ込む変態モダニスト、いやオナ〇ストなどいるわけないでしょ!

 え? 実際にいる? ネットを見てみろ?

 …………

 ……ちっ!

 でも残念でした! ここは聖人世界! ネットなどございませ~ん!

 

 なら、ビン子が危険日だとか言っていただろ! こっちはパンツ下ろして待ってたんだぞ!

 そんなの知らんがな!

 だいたい、今日は青空、洗濯日和!

 働き者のビン子ちゃんは、これ幸いと家にある服を全て洗濯してしまったのだ。

 って、いつの間に! えっ? 道具を荷馬車に運ぶ前ですよ! 前!

 ということで、着替えなどある訳もなく、当然、今着ている服しかないのだ。

 そんな服がぬれて風邪でも引いたら超大変! な! 超危険日だろ。

 

「俺のターン!」

 タカトもまた、ゆっくりと腰に手を当てた。

「俺のマグナムが火を噴くぜ!」

 次元さながらにニヒルな笑みを浮かべている。

 

 今度はびしょ濡れのコウスケが、そんなタカトの動きを警戒した。

 ――奴は何をする気だ……

 じりじりと高くなる太陽が、湿った服の水分を徐々に徐々にと奪っていった。

 

「全力全開!」

 叫ぶタカトの指が、凄腕ガンマンのようにサッと動いた。

 

「俺の必殺技! ザ・3rdサード! ホーリーウォーター!」

 タカトもまた小さなペットボトルをコウスケに向けた。

 だが、そのペットボトルの水鉄砲から聖水が発射される、まさにその直前!

 ビシっ!

 ビン子のハリセンがタカトの後頭部に入った!

「この変質者! こんなところでズボンを脱ぐな!」

 

 だが、残念ながらその声は、今のタカトには届くことはなかった。

 そう、ホーリーウォーターを打ち出そうと御者台から身を乗り出していたタカトは、ビン子の強烈な一撃で地面に落っこち顔面をしたたかにうちつけていたのだ。

 

 それを横目で見たおばあちゃんの目がキラリと光る!

 曲がった腰がいきなりピン!

 そしてそのまま、タカトの横へと飛び込んだではないか。

 砂埃を上げてスライディングしていく体が、大きく地面を3回たたいた!

 ワンツースリー! 

 カア! カア! カア! 試合終了! 試合終了!

 勝利のゴング、いや、勝利の三羽ガラスが鳴き響く!

 

 まるで、リングポストに上るかのように御者台に足をかけるビン子が、高らかとハリセンを天に掲げていた。

 ウィンナー! 違った……ウィナー! ビン子ぉぉぉぉ!

 ということで、タカトのバトルは敗北に終わった。

 

 第37話 いってきま~す(6) より