令和7年12月25日の昼飯

 

本日、食したカップラーメンはこちら!

東洋水産
マルちゃん
新生活応援
「ふんわり鶏たまごうどん」
たんぱく質9.2g/385kcal

 だぁぁぁぁぁぁ!

 

 

早速! いただきます!

天気は雨。冬らしい冷たい雨音が続き、外はすっかりクリスマスの朝だ。
今日は小学校の終業式でもあり、まだ薄暗いうちから子どもたちが起き出して、クリスマスツリーの下へ一直線。プレゼントを見つけてはキャッキャッと騒ぎ、その結果、登校準備は見事に後回し。案の定、「早くしなさい!」と母親の雷が落ちる──ここまでが、我が家の毎年変わらぬ年末風景である。

そんな喧騒を思い出しながら手に取ったのは、東洋水産 マルちゃん
「ふんわり鶏たまごうどん」。
新生活応援、たんぱく質9.2gという、どこか健康を気遣う顔をした一杯だ。

湯を注ぐと、やさしいだしの香りがふわりと広がる。
口当たりのやわらかいうどんに、鶏の旨みと卵のまろやかさが重なり、派手さはないが、確実に胃と心を落ち着かせてくれる味わい。
朝から騒がしいクリスマスでも、こういう一杯があると助かる。

──まさに和気藹藹。

和気藹藹(わきあいあい):場の雰囲気がなごやかで、和やかなさま。

雷は落ちても、笑い声は絶えない。
雨のクリスマスの朝、静かなうどんと、にぎやかな家族に挟まれた昼だった。

 

ということで、「クリスマス」用に書いた過去の小説を、どうぞ!

 

kakuyomu.jp

 

「うぅぅ……さむいですぅ……」

 吐き出される白い息ともに、女の子の言葉が漏れ落ちた。

 朝日の中に浮かび上がるママチャリの影。

 その後ろで青いポニーテールがたなびいていた。

 降り積もった雪の中、一人の女の子が懸命にママチャリを漕いでいる。

 寒い朝だというのに、その女の子の恰好は、それを見るだけで寒さを誘う。

 白地に青ラインの制服は、ある意味、涼やかさが漂う。だが、なぜ、半袖とミニスカートなのだろう。

 16歳ほどのみずみずしい張りのある太ももが懸命にペダルを上下する。

 雪の白さに引けを取らないほどその肌は白く澄んでいる。

 しかし対照的に、ハンドルを握る手は、黒ずみ、傷だらけ。

 胸にかかれたmegazonのロゴマークが、だぶついているせいかしわが寄って上下する。少々胸は小ぶりな様子。

 どうやら、ネットショップmegazonの女性配達員のようである。

 megazonとは、神様の世界のネットショップの事である。ここ最近、急成長してきたブラック企業だ。

 その女の子は配達の帰りなのか、空になったカゴのママチャリを一生懸命に漕いでいた。

 どこまで配達にいったのか知らないが、疲れた様子は全く見えない。寒い中でも元気に立ち漕ぎ!

 その目は青く輝いて、はつらつとしていた。

 そう、彼女の名はプアール。女神プアールである。

 ココは神様たちが住まう世界。いわゆる異世界である。

 まぁ、神様と言っても、そんなに偉いわけではない。

 飯を食って、ウ●コして、そして働いて、ただ寝る。

 その内、家族なんかを作って、その短い人生を終わる。

 まさに人間と同じである。

 それでは、神様だから何か特殊な力を持っているとか?

 昔はいたんだと思うよ。

 そういう凄い人。

 でもね、時代が進むにつれ、そういう能力って差別の原因になるじゃん!

 あの子はあんなすごい力持っているとか、俺にはこんな力しかないんだって。

 だから、平等にそういう力は使わないってことになっちゃったのよ。

 いま時でしょ。

 そのおかげで、神様の世界も、努力すれば報われるという、今の日本みたいに超ブラックな世界になっちゃったってわけですよ。

 そして、今日はめでたいクリスマス。

 えっ? なんで神様の世界にクリスマスがあるのかって? もう、細かいなぁ。

 神の世界にもクリスマスはあるんです。

 キリストがいるのかって?

 いえいえ、神の世界のクリスマスはちょっと違います。

 その昔クリスさんという神様が、川で魚のマスを大量にとってきて、ひもじい人々にそのマスを配ったことが始まりだそうです。

 そう、貧しい人に愛の手を!

 私は、貴方を大切に思ってい

 マスだけに、なんちってね!

 

 まぁ、なんか生臭いにおいがしそうではありますが、それは気のせい!

 だって、最近のクリスマスは、焼きマスでは祝いません!

 棒に魚をブチさして焼いたものではやはり色気がない。

 やはりクリスマスと言えばチキンです! これ神様の世界の常識!

「何がクリスマスよ!」

 皆、フライドチキンを片手に、今夜を祝うのだろう。

 だけどプアールは、今日も一人でmegazon第二配送センターの使われていない倉庫の片隅でろうそくをミカン箱に立ててパンの耳をかじるのである。

 そう、プアールは貧乏なのである、このバイトも時給360円。