令和6年3月22日の昼飯

本日、食したカップラーメンはこちら!

 

サンヨー食品

サッポロ一番

「みそらーめん」

 
だぁぁぁぁぁぁ!

早速! いただきます!
 
この紙ブタに表示されているポケモンの電子レンジ調理機プレゼント……応募方法が少々不思議www
まあ、メーカー側がいいというのであれば、門外漢の私が言うことではないのだがwww
 
というのも、このプレゼント企画、web応募とはがき応募とがあるのだ。
web応募は対象商品を購入したレシートを写メでとって送るというもの。
このやり方、東ハトキャラメルコーンでもあったので、web応募では普通なのかもしれない。
で、はがき応募はというと、対象商品のバーコードを必要枚数貼って応募できるのだ。
 
ということは……
レシートでweb応募した上で、はがき応募すれば2回応募できるということなのだwww
 
さらに袋麺だと、なぜか、もう一回応募チャンスが増えるのだwww
5個入りの袋麺はご存じだろうか。
当然、レジを通らないといけないため、5個をまとめたパッケージにバーコードがついているのである。
この外袋のバーコード1枚で応募が可能なのだ。
しかも! 中に入っている個別包装にもバーコードがついている。
この個別単品の袋麺の場合、3枚のバーコードで応募ができるのだ。
 
ということは、袋麺を購入すれば、最大3回の応募チャンスがあるということになる。
もしかして、これは、袋麺を買え!というメーカー側のメッセージなのだろうかwww
 
ということで、今日は「メッセージ」つながりのお話を

 

kakuyomu.jp

 

 優子とヤドンは、オタンコナッシーの街の本通りを脇に入り、暗い路地裏を進む。

 地図を片手に、その指し示す道をヤドンがてくてくと歩いていく。

 優子はヤドンの後ろを三歩下がって歩いていく。まるで、古ぼけた日本女性のように、しずしずとヤドンに付き従っている。まさに、大和撫子! 変態といえども男であるヤドンを立てようと言うのであろうか。

 いやいや、そんな考えは全くない。今、優子の頭の中は、目の前のヤドンをどう排除すべきかの作戦を考えていたのだった。

 

 作戦はこうだ。

 まず、ムンネディカのアジトを見つける。

 そして、ヤドン一人で殴り込ませる。

 その間に、優子が建物の中にMegazonで購入した強力な爆弾をセットする。

 ヤドンがムンネディカをやっつけようが、やっつけまいが、一緒に爆破。

 

 そう、これは不慮の事故なのだ。決して裏切りではない。

 

 優子の目がいやらしく笑う。

 これで巨乳もスマホも私の物、しかも、経験値大量ゲットだぜ!

 

ヤドン! ちょっと待って! 今のうちにMegazonで武器を購入しておくから」

「そうか、優子もやる気だな」

 

 優子は、そういうと、スマホを鬼のようなスピードでスワイプし始めた。

 時間は5分

 時限爆弾と、経験値アップドリンク、それと、Fサイズのブラ、もしかしたらのためにGカップとHカップも購入しておこう。それぞれの替えが3つは欲しい。バストケアクリームもいるわね。うーん、このセーラー服だと胸が強調できないわね。服も買い替えるか……

 と言うあたりで、5分経った。

 画面がブラックアウトすると、いつも通りのメッセージが表示される。

 

『一日使用量に達しました。現在、オフラインです。明日のご利用、お待ちしております megazonネット』

 

 くそ!

 服はまた今度にするか!

 うん? そういえば服ぐらいなら、スクールバックの中に入っているかも……

 しまった、なんで気づかなかったんだ……私っておバカさん! テヘ

 次の瞬間、けたたましい音がすごいスピードで近づいてきた。

 

「ハァハァはぁ……おまたせしました!megazonでーす。コチラニ受け取りのサインをお願いいたします」

 女性配達員のアルバイトしている女神プアールがママチャリに乗って現れた。

「ちょっと今日は多いので、ひとつずつ渡しますね」

 プアールは自転車の前かごをゴソゴソと探った。

「まずは、経験値アップドリンクが1つと……バストケアクリームも1つ……次に、Fカップ、Gカップ、Hカップのブラが各4枚、えーっと、それから、時限爆弾が1個……以上になります」

 

 ヤドンが冷たい目で見ている。

 武器を買うと言って、なぜブラなんだ、しかも、ご丁寧に3つのサイズを取り揃えて。こいつ、絶対、報酬の『ムネもりもり移植術』を狙っているな。

 

 優子はプアールが手渡した商品を胸いっぱいに抱きながら、苦情を呈した。

「ちょっと待って! 時限爆弾は4つ頼んだはずよ! なんで1個しかないのよ?」

「えぇぇ……私間違ってないですよ。だってほら、注文書に1って書いてるじゃないですか」

 注文書を確認する優子

 しまった!替えブラに気を取られて爆弾の個数を1にしたままだった。

 間違えた。

 このままでは、前と同じで、仕留めそこなうかもしれない。

 焦る優子。しかし、もうmegazonネットは使えない。

 

「私、ちゃんと4って入力したわよ。システム壊れているんじゃない」

 優子は咄嗟に、megazonのせいにしようとしたようである。

 

「えーーーーっ! そんなこと私に言われても困りますぅ」

 うろたえる女神プアール。

 その様子を見ていけると判断した優子は、更に強気に出た。

「責任者出しなさいよ! 責任者!」

「えーーーーっ! クレームですか……また、怒られちゃうな……」

 プアールは仕方なしにポケットから黒電話を取り出した。

 

 ジーコジーコ

 プアールが番号を回す音が静かに響く。

 

 そして、黒電話を左手に持って後ろを向き、何やら呟いている。

「スミマセン! スミマセン! タダノ課長! いまモンカスからクレーム受けてしまって、そうなんです。個数が足りないのはmegazonのせいだって……はい……はい……そんなぁ……分かりました。そういう風に言ってみます。はい。はい。ありがとうございます」

 ガチャ、チン!

 

「本社に確認したところ、数量の間違いはないそうで……お前の頭のネジが足りないんじゃボケ! とのことだそうです」

「なんですって!」

「私じゃないですよ! 私じゃ! 本社の方がそう言えって! じゃないと今日のアルバイト代は払わないって言うんです。今日のアルバイト代が入らなかったら、わたし、お水、止められちゃうんですから……」

「もういいわよ! megazonってクソね! クソ! カスタマーサービスがなってないわ!」

 

「知らないですよ……megazonの悪口言って」

 プアールが意地悪そうに笑った。

 

 第29話 魔女ムンネディカ(1) より