令和5年10月13日の昼飯

本日、食したカップラーメンはこちら!

 

徳島製粉
「NEO金ちゃんしお焼そば」

つぶっとガリっと!粗挽き黒こしょう&レモン

 

だぁぁぁぁぁぁ!

早速! いただきます!
 
あれ? フタには「NEO」の文字が無いですね。
無いですけど、これは一応「NEO」、すなわち復刻版なのです。
 
カップの横側のプリントには「NEO」を入れているにもかかわらず、上部のふたには印刷していないというのは、何か理由があるのでしょうか?
気になりますね……
 
かといって、私、古いバージョンの塩焼そばは見たことがないので、当時のパッケージがどんなものだったのか分かりません。
また、簡単にググってみましたが、さすがに旧バージョンは出てこない。
まぁ、カップ麺マニアの人のホームページでも探してみれば出てくるのかもしれませんが、さすがにそこまでは時間がない。
 
ということで、この疑問は棚上げ! もも上げ 先送りぃ~
 
では、今日は「もも上げ」つながりのお話を。
 

kakuyomu.jp

 

 夕焼けに染まった空の下、第六の宿舎から離れていくタカトたちの荷馬車を見送っていたギリー隊長は寂しそうにつぶやいた。

「さぁてと……仕事も終わったし……餅でも買いに行くかな……」

 

 そんな時だった。

 ギリー隊長の後ろから女の声がしたのだ。

「ちょっと! そこのアナタ! 第六にオイルパンが運び込まれたって聞いたんだけど一体どこにあるのよ!」

 そこには体中ホコリまみれで真っ黒になったフジコが立っていた。

 どうやらヨークに教えられた通り第六の宿舎内を探し回っていたようである。

 だがちなみに、フジコちゃん第六とは全く関係ありません。

 そう、勝手に宿舎内に不法侵入してオイルパンを探していたのだ。

 そんなフジコを見ながらギリー隊長は考える。

「って、お前……だれ?」

 

 少々探し疲れたのか機嫌が悪いフジコはギリー隊長に詰め寄ると至近距離から睨みあげた。

「私の事なんてどうでもいいでしょ!」

 のけぞるギリー隊長の視界にはライダースーツの裂け目からはみ出る豊満な胸の谷間がハッキリと広がっていた。

 おそらくこの女、先ほどまでオイルパンを懸命に探し回っていたのだろう。

 その肌にうっすらと滲んだ汗がしだいにまとまっていくと、ついに胸の谷間へと流れ落ちていったのだ。

 エロい!

 ――うほっ! 今日のおかずはこれに決定!

 鼻血が噴き出そうになるのを懸命にこらえながら、その光景を必死に脳裏に焼き付けようとするギリー隊長であった。

 

「ちょっと! どうなのよ! ハッキリ言いなさいよ!」

 さらに近づく胸の谷間。その距離はもう数センチ!

 ――もしかして、俺が質問に答えたら谷間との距離は0距離に?

 とたん、ギリー隊長の頭の中でカラ~ん!コロ~ん!と、ウェディングベルが鳴り響く!

 妻と離婚して十数年……

 ただただ養育費を払い続ける毎日。

 そんな女っ気のなかった人生に再び春が訪れた。

 だが……買ってしまったラブドール……

 妻よりも長い付き合いの相棒だ……

 そんなカレも至るところにガタが来ていた。

 だが、ついにお別れの時が来たということか……

 というか、ラブドールってどうやって処分したらいいでしょうかね?

 そんな意味の分からぬ妄想を浮かべたギリー隊長は真剣に考えた。

 ――オイルパン……オイルパン……そう言えば今朝がたタカトたちが運んだ荷物の中に有ったような気がする。ということは……

「裏の倉庫にオイルパンが有ったはずだが」

「もうそこは探したわよ! 大体、そのオイルパンとは違うわよ! ルパンが運び込んだオイルパンよ!」

「ルパン?」

 その名を聞いたギリー隊長は首を傾げた。

 指名手配書の中にそんな名前を見たような気がするような、しないような。

 でも、はっきりと思い出せない……ということで、

「ルパンって誰だっけ……」

「あなた知らないの⁉ ルパン・サーセンよ! かの名高き怪盗アルセーヌ・ルパンの伝記に感化されたサーセンお爺ちゃんの孫よ! 孫!」

 えっ? それってアルセーヌ・ルパン関係ないじゃん!

 ただのキラキラネームじゃん!

 ということは手配書の中で見たというのもギリー隊長の思い違いかもしれない。

 

 ――まぁいいや……というより……

 そんなギリー隊長は数センチ先に迫るライダースーツの割れ目にそれとなく自分の体を押し付けようとした。

 その行為はまるで満員電車の中の痴漢のオッサン!

 オッと! いけねぇ!

 ワザとらしく倒れる体はフジコの胸に一直線!

 だが、そんなギリー隊長の動きをそつなくいなすフジコの体。

「もういいわよ!」

 

 せっかく勢いよく胸のふくらみをムギューと押しつぶしてみようかなっと思っていたのにギリー隊長の体はむなしく空を切り前のめり倒れ込んでいた。

 だが、これでもギリーは第六宿舎の守備を任された守備隊長だ。

 ――もも上げだぁ! 唐揚げじゃないぞ! もも上げだーっ!

 毎日、ギリーザブートキャンプで鍛えているのである。

 とっさに上げた足を前に出し倒れる体を踏ん張った。

 

 ――だが、あの胸は惜しい……せめて、もうちょっとだけ見たかった……

 そんなギリー隊長は思い出した。

「ルパンが運んだかどうかは知らないが、オイルパンならおいもパンと一緒に既に門外の駐屯地に輸送したぞ」

「えっ? もう、門外に運んじゃたのぉ」

 それを聞くフジコは悔しそうな表情を浮かべた。

 というのも、門外に出てしまえばそこ魔物が出てくる戦場だ。

 もう、フジコ一人だけではどうしようもないのである。

 せめて、次元だいすけや石川県在住の五右衛門でもいればなんとかなるのかもしれないが、あの二人……どこに行ったのか分からない。

 ――なら、その情報だけでも……お金に替えないと……大損よ!

 ギリー隊長に背を向けた不二子は指を噛みながら去っていく。

「大体、ルパンがちゃんと運ばないからでしょ! もう! ルパンのバカぁ!」

 どうもサーセンwww

 どこかでルパン・サーセンが頭をかきながら下げているような気がしたが、きっと気のせいだろう。