令和5年12月20日の昼飯

本日、食したカップラーメンはこちら!

 

CGC
「旨みの一杯 肉うどん」

かつおと牛肉の旨みだし

 

だぁぁぁぁぁぁ!

早速! いただきます!
 
温かいうどんがホッとする。
日本人でよかったと思える瞬間ですね。
 
しかし、うどんって、実は中国発祥なんです。知ってました?
中国の麺作りの進化の過程で、小麦粉に水を加えて混ぜて練った(これを「餅(ピン)」というらしい)ものを包丁で麺を切り出す方法が生まれたそうです。
宗の時代にはこれを「切麺(チェミェン)」と呼び、「切麦」のルーツといわれています。(テーブルマーク株式会社 うどんの歴史より)
 
うーん、なんかイメージすると刀削麺みたいなもんですかね。
 
でも、この刀削麺、ラーメンに使われるかんすいが入っていないんです。
実は、ラーメンとうどんの違いはかんすいが含まれているかどうかなんですって。
だから、ラーメンとは別物。
ということは、中国ではうどんの原型は刀削麺に進化して、日本ではうどんに変化したという感じなのかもしれませんね。
 
ということで、今日は「進化」つながりのお話を
 
 

 蘭造は急にタカトを離した。

 それどころか、さも何事もなかったかのようにタカトの肩をササッと払うのだ。

 そして、タカトの目を強い眼差しで見据えると、深々と頭を下げたのである。

「それでは、貴殿に改めてお願いする。その翠玉すいぎょくを私に譲っていただけないだろうか」

 

 だが、そんな礼儀正しい態度を前に、タカトは当然!

「あほか! つかみかかった上に、この翠玉すいぎょくをくれだと。いやだね!」

 と、アッカんべぇ~www

 しかも、それどころか蘭造の持っている写真をパッと取り返したのである。

 さすがは我らのタカト君!

 相手が忍者マスターという強者であってもブレることなく喧嘩を売ってくれるww

 

 勝ち誇ったかのように腕を組み反り返るタカトとは逆に、ビン子は蘭造を心配そうに見つめていた。

「タカト……このおじいさんには何か事情があるみたいだよ……」

 それを聞くタカトは顔を横に反らす。

「そんなこと知るか! だいたいな、あんなに感情的になるってことは、この翠玉すいぎょくはきっと高価な物に違いないんだよwww」

 イヒヒといやらしい笑みを浮かべるタカトは、まったく渡す気はないようである。

 それどころか、もうすでにタカトの頭のなかでは、この翠玉すいぎょくをお金に変えた後、何に使おうか悩み始めていたのである。

 ――おそらく、この石っころ、売れば、金貨2枚ほど(20万円)にはなるだろう。そうすれば、アイナちゃんの写真集どころか、極め匠シリーズの道具だって買えるかもwww

 前回……そう、あの時も金貨2枚だった……

 いつもの配達代金と権蔵の言いつけを破り第一の駐屯地に毒消しを運搬した代金、併せて金貨2枚を、何をトチ狂ったのか……蘭華と蘭菊にあげてしまったのだ……

 まぁ、仕方ないといえば仕方ない……

 母親が病院から追い出されると聞けば、ついつい何とかしたくなるというのが人情というものだ……

 だが!

 今回はジジイだ!

 可愛らしい幼女たちではない!

 ならば、前回と同じ轍は踏まぬ! 断じて踏まぬ!

 そう!

 ――この金は俺のもんだぁぁぁぁぁぁ!

 

 だが、タカトのどや顔もそこまでだった。

 というのも、蘭造の恐ろしいまでの冷たい目……いや、殺気のこもった眼がタカトを貫いているのだ

「そうだ。小僧、お前にはその価値が分かるまい!」

 低く抑揚のない声なのだが、それがかえって恐怖を誘う。

 まるで今すぐタカトをシバきたい……いや、殺したいという感じがビンビンと伝わってくるのである。

 ――小僧……一人ぐらい殺したところで問題などないだろう……

 だが、勤造があえてタカトに託した思いとやらを考えるとそれでは筋が通らないような気がするのである。

 シバくも地獄……耐えるも地獄……

 いつしか蘭造の額に浮かび上がった青筋がピクピクと引くついていた。

 

 そして、我らのタカト君。

 こういう気配にはいち早く気付くところを見ると、きっと前世はゴキブリだったに違いないwww

 だが、そのゴキブリの感覚をもってしてもタカトの体が動かないのである。

 というのも、タカトが何か言おうとした瞬間、目にも止まらないスピードでゲンコツが飛んできそうな気がしてならないのだ。

 この状況はまるで……アシダカグモに睨まれたゴキブリのよう。

 すなわち! 絶体絶命!

 だと思うだろうwwww

 ――ところがどっこい! 実は俺、こう見えても凄いスキルを持ってたりするんだよね~www

 そう……以前、鑑定の神ミズイによって教えてもらった2つのスキルの内の一つ。

「万死一生!」

 万死一生……それは死を万とすると生はわずか一。

 それほどきわめて危険な状況からかろうじて助かることができるというスキルなのである!

 ――ならば! このタカト様がこのいかんとしがたい状況を打破してみせようではないか!

 得意げに高笑いするタカトの脳内で起動するスパコン腐岳が、どうやら一つの計算結果にたどり着いたようである。

 ――さあ! スパコン腐岳よ! 俺に、この難局を打破する方法を教えろ!

 

 ぴっ……

 ぴっ……

 ぴっ……『命は大切にね♡』

 

 ――なんですとぉぉぉぉ!

 こっ……この答えはまさか! 俺に無条件降伏をしろとでも言っているのだろうか?

 というか、これ以外に生き残るすべはないということなのか?

 

 万死一生をもってしても、助かる見込みなし……

 ――役に立たねぇ……俺のスキル……

 いやいや、タカト君www 無条件降伏すれば助かるんだから、ちゃんと万死に一生得てるじゃないのwww

 ――アホか!

 瞬間、タカトの額から脂汗というか、冷汗というか……とにかくイヤな感じの汗が一気に噴き出したのである。

 

「もう一度言う、その翠玉すいぎょくを私に返せ」

 蘭造は返せと言った。

 さも、その翠玉すいぎょくが、自分のものであるかのような言い方である。

 

「いやぁ……ただではイヤだなぁーと思いまして……ですね……」

 まあ、そんな事に気づくほどタカトに余裕があるわけではなく……ビクビクとおびえながら、何とか言葉を紡ぐの精いっぱいだったwww

 

 だが、そのタカトの反応に、さも当然と言わんばかりの蘭造は少し身をひるがえし、先ほどまで自分が座っていた道の端を指さすのだ。

「ただでとは言わん。代わりに私が描いた絵の中から好きな絵を持って行きたまえ」

 そこには等身大のポスターからゴマ粒の表面に描いたものまで十数枚の絵が並べられていた。

 

 ――うーん。

 タカトはそんな絵たちをチラりと見ながら首をかしげる

 というのも、タカト好みの絵がないのである。

 なんというか……こう……エロさが足りないのである。

 絵画といえば裸婦像!

 裸の女性が顔を赤らめ恥ずかしそうな視線を送る……

 これこそ人間! いや男性の本能、欲望を掻き立てるゲイジュチュというものである!

 だがすでにタカト君の欲望は、そのゲイジュチュ領域をも凌駕している!

 そう、現代においてエロチシズムはさらに進化を遂げていたのだ!

 いまや現代人にとって、ただ単なる裸婦像を見ただけでは想像力が掻き立てられないのである。

 そこにストーリーはあるのか?

 見た者にこの女性を抱きたいと思わせるような激しい衝動を与えらているのか!

 まさに、ゲイジュチュとは絵をもって見るものに問いかけるのである。

 お前は、この女を抱きたいのか? 否かと!

 だからこそ、現代のゲイジュチュはその欲望のままに裸婦像を装飾するのである。

 それは荒縄であり、はだけた着物であったり、ロウソクであったり……

 ちなみにロウソクは垂らすだけのモノではない。あの揺れる炎が作る陰影が、女の肌を怪しく美しく引き立てるのである。

 あぁぁ! 想像するだけで、パちんこ玉赭ブローが起動してしまいそうだ!

 ――あっ! こんなところにさっきビン子からもらったティッシュが1枚www

 ちょっと、使っちゃう?

 使っちゃおうかwww

 使っちゃえwww

 ということで、なんかいやらしい妄想を膨らませていたタカト君は、ニヤニヤと気色悪い笑みを浮かべながら膨らんだズボンのポッケに手を突っ込もうとしたのである。

 だが、その時!

 ビシっ!

「変態!」

 と、ビン子のハリセンがタカトをシバいたwww

 というか、ビン子ちゃん……タカトがSMチックな妄想を抱いていたのがよく分かりましたよねwww

 ――当然! タカトの事なら何でも丸っとお見通しよっ!

 頭をこするタカトは、ハッと我に返った。

 そう、ここは、外! 公衆の面前である!

 こんなところで、パちんこ玉赭ブローを発射させようものなら、守備兵たちにわいせつ物チン列罪で逮捕されかねない。

 ――俺は一体何を考えていたんだwww

 だが、この時、タカトは気づいていなかった……叩かれた拍子にアイナちゃんの入浴写真を落としていたことにwww

 

 まぁ、絵画はエロ本ではないので仕方ない……だからこそ、それが無修正であったとしても芸術における表現の自由という事で世に問うたとしても問題ないのである。たぶん……

 という事で、とりあえず、一番大きな胸の絵はないだろうかと見比べていると、ついに一つの等身大ポスターに行きついたのだ。

 そのポスターに描かれている二つの胸は巨大なスイカ

 だが、その肌質はとてもソフトに、そして、柔らかそうに描かれていたのである。

 特に自ら胸を支えた両の指が薄い布地を通してその下にある脂肪に食い込んでいる様、しかも、その細い指先に沿って深い陰影を作りだしているところなどはエロい!いや、秀逸である。

 再びズボンの真ん中にテントを張り始めたタカトは、それとなくぼそりと呟いた。

「……これがアイナちゃんだったらな……」

 それが服を着ている絵だとしても、蘭造によってグシャグシャにされたアイナちゃんの入浴写真に変わるのであれば、それでもよしと思ったのだ。

 だが……

 はぁ……と、大きくため息をつくタカト。

 そう、この絵の中にはアイナちゃんはいなかったのである。

 だが、そんなタカトに蘭造が思いもしないような言葉をかけたのであった。

「よく分かったな。それが勤造の娘だぞ」

 !?

 うん?

 ……?

 って! ちょっと待てぇぇぇぇぇぇ!

 先ほどのスパコン腐岳の計算結果では、勤造の娘=アイナちゃんという結果になったのだ。

「な! な! なんですとぉぉぉぉぉぉ!」

 

 ということは、この女がアイナちゃんという事になるではないか!

 だが、それはアイナちゃんとは似ても似つかわしくない女の姿。

 いや巨乳という点では同じぐらいの巨乳なのだが……それ以外が全然違うのである。

 七色に染まるウェーブの髪をゆらすアイナに対して、それは黒髪ボブでメガネをかけた少女。

 確かにその少女……可憐といえば可憐なのだがアイナちゃんと比べると何か野暮ったいのである。

 例えるならば……アイナちゃんが咲き乱れる桜の華であるとするならば、この少女は道の傍らに咲く一輪のヒナギク

 なんか存在感が全然違う……いわゆる垢ぬけていない田舎女ってやつ! 要は影が薄いのだ! 影が!

 そんな存在感が薄いにもかかわらず……その眼光だけはやけに鋭い。

 顔は満面の笑顔を作っているのだが……その目だけは笑っていないようにも見えるのである……

 怖い……

 それは……まるで……人の命など、まったく関心がないかのような冷たい目……

 見たことはないが、おそらく殺人鬼の目が、こんな感じなのかもしれない……

 そう、アイナちゃんの希望に満ちたあのキラキラした目とは、まさに正反対なのである。

 ――これが……アイナちゃん?

 その絵を角度を変えて何度ものぞき込んでみたのだが、どうにもやはり信じられない。

 ならば! という事で……今度はしゃがんで仰ぎ見ようとしたのであるが、やはりスカートの中は覗き見ることができなかった。

 ――って! やっぱりダメじゃん!

 だって、それは一枚の絵! 二次元なんだからwwww無理ぃ~www