令和6年2月26日の昼飯

日、食したカップラーメンはこちら!

 

明星庵

「わかめ らぁめん 大盛 

ごま油の香りが際立つ液体スープ付き

 

だぁぁぁぁぁぁ!

早速! いただきます!

 

わかめ、うめぇ~♪

最近、ワカメにはまっております。

 

家で袋めんを食べる時にもワカメを投入!

ワカメを入れると磯の風味が一気に広がります。

そのため、慣れ親しんだ味にアクセントがついて食欲がそそるわけです。

 

しかし、どうやらワカメを食べるのは日本人を中心とした限られたアジア人だけらしい。

ワカメ、美味しいのになぁ~

まぁ、アレルギーと同じで、食べられない人に無理やり食べさせるのは禁忌である。

 

ということで、今日は「禁忌」つながりのお話を。

 

kakuyomu.jp

 いつの間にか手術室に戻っていたデスラー副院長が、その様子を見ながら高笑いしていた。

「ウァハハハアハ 本郷田ほんごうだタケシ! 私の施した融合手術は気に入ってくれたかね!」

「俺の体をどうしたというんだ! 全く変身などしてないではないか!」

「変身? 第五世代のように変身か? くだらん! 実にくだらん! 本郷田ほんごうだタケシ! 貴様には、この私の素晴らしい融合加工の技術が分からないのか!」

「全く分からん!」

「ふん! これだから貧乏人は困る! その尾てい骨についたタケコプター! これこそお前が融合加工手術で獲得したスキルそのものなのだ!」

「なんなんだ! そのスキルとは!」

「教えてやろう! そのスキルとは!」

「そのスキルとは……?」 

 

 だが、デスラーは大きく深呼吸をすると声のトーンを少し落とした。

「……本郷田ほんごうだタケシ……貴様は聞いたことはないか? この世界とは別にあるといわれる並行世界。その世界では飛行機という巨大な物体が空を飛んでいるというではないか……」

「⁉」

 まさか! ここでまだ話を引き延ばして焦らそうというのかwww

 いやいや、ちゃんとこれ伏線ですから! 残念!

「そして、その飛行機の中に人が乗り込んで、自由に空を飛べるというのだ……」

「も! もしかして! このタケコプターで空が飛べるのか!」

 よくよく考えてみると手術台って作業がしやすいように術者の腰の高さ以上あるのよね。

 そんな高い所にタケシは助走もなしに飛び乗ったのだ。

 という事は……やはりタケシは空を飛んだのだろうか?

本郷田ほんごうだタケシ! 貴様はバカか! 私の話をしっかりと聞いているのかね? この世界において空を飛びたいのであれば空魔に乗ればよいだけではないか! そんなことに何の意味がある!」

「ならば! 俺のスキルは空を飛ぶわけではないのだな!」

「その通り! そんなものよりも画期的なものだ!」

「うむぅ~! 分からん! ヒントをくれ!」

「ウァハハハアハ 仕方ないなwww そこまで言うのなら、一つヒントをくれてやろうwww 飛行機に乗った人間は何をするのだ?」

「何を……そうだな……息をする!」

「馬鹿かぁぁぁぁぁぁ! そんなこと地上でもするだろうが!」

「うっ! 確かに! ならば! 窓の外から地上を見下ろす! どうだ! これなら飛行機に乗ってないとできないぞ!」

「アホかぁぁぁぁぁあぁ! そんなもの通天閣からでもできるわ!」

「分かった! 気圧の低下によって耳がキーンとなるから鼻をつまんでフンとする!」

「おっ! だんだんと近づいてきたぞ! 本郷田ほんごうだタケシ君!」

「あと少しなのか! クソ! だが……ここからどう攻めればいいのだ!」

「もうwww降参かwwww本郷田ほんごうだタケシ君wwww」

「ああ……降参だ……答えを教えろ!」

「答えを教えてやりたいのだがwwww君は今、自ら答えを述べたのだよwwww」

「何! 俺がか? いつ! どこで! 何時! 何分!」

「ほれ! 今また答えを言ったではないかwwww」

「分からん! まったく分からん!」

 何やら得意げなデスラーは鼻でフンと笑うと、少々間をためてから大きく手を突き出すのだ。

「ならば! おしえてやろう! 正解を!」

 ゴクリ……

 

くそだぁぁぁぁ!」

(別名、フンともいう)

 

 はぁ?

 キョトンとするタケシ。

 おそらく、読者の皆さんもキョトンとしていることだろうwww

 いや、もしかしたら勘のいい読者の方の中には、この答えに既にたどり着いていた人もいるかもしれない。

 だが、それが答えであるならば、当然ながら次の反応はこうである。

 真顔に戻ったタケシがいきなりで大声で叫んだのだ。

「馬鹿かぁぁぁぁぁぁ! そんなこと地上でもするだろうが!」

 そう、先ほどデスラーに馬鹿にされた言葉を、そのまま返したのである。

 だが、デスラーもそんなことは当然予想済み。

 これでもこのデスラーという男はツョッカー病院の副院長と融合加工コンテストの審査員長を兼ねている男なのだ!

 なので!

「馬鹿かぁぁぁぁぁぁ! そんなこと当たり前だろうが!」 

 と、タケシの返しをさらに返したwwww

 

 カウンターパンチを食らったタケシは、もうフラフラ……

 理解が追い付かない……

 意識が混濁していく…… 

 もはや、立っていることがやっとの状態であった。

 だが、タケシは何とか踏ん張った!

 そして、わずかばかりの抵抗をつづけたのである。

デスラー! 貴様は! 確か『飛行機に乗った人間が何をすると』と尋ねたはずだ! それが、ただ単に糞をするというのではおかしいだろうが!」

「ウァハハハアハ! タケシ君! 君はしないのか? 飛行機に乗ってウ〇コを?」

「そもそも! 俺は飛行機なるものに乗ったことがない!」

「ウァハハハアハ! これだから貧乏人はwwww 飛行機に乗ったら必ずトイレでウ〇コをするだろうがwwwwあの『シュコッ』という音とともに排せつ物が消えていく爽快感wwww飛行機に乗っているからこそ味わえる醍醐味だ! だからこそ、作者は必ず飛行機に乗ったらウ〇コをするのだ!」

デスラー! 貴様は馬鹿かぁぁぁぁぁぁ! それは作者一人の行動であって人間全体をさすものではない! 主語が大きすぎる! 大体、飛行機の乗客全員がウ〇コをするわけないだろうが!」 

「え? しないものなのか? 作者から聞いた話だと……私はてっきり皆、飛行機に乗ったらウ〇コをするものだと思っていたのだが……ま……まぁいい……別にウ〇コそのものが融合加工のスキルという訳ではないのだからな……フン……」

「というと! どういうことだ!」

「ウァハハハアハ! 本郷田ほんごうだタケシ! まだ!分からんのかwwwwここで飛行機の話を出してきたのには訳があるのだ! 訳が!」

「また! 訳の分からぬこと言い出しおってからに!」

「では聞こう! 飛行機のトイレになされたウ○コはどうなると思う?」

「水に流れるのではないのか?」

「ウァハハハアハ! 本郷田ほんごうだタケシ! 君ならそう言うと思っていた。実は飛行機では水で流さないのだよwwww」

「なんだと!」

「はるか上空を飛んでいる飛行機は外と中とで大きな気圧差が生じている。その気圧差を使ってウンコを流すのだ! 実にその速度! 時速200キロをゆうに超える!」

「すげぇぇ!」

「そして、そのウンコは機外に放出されるとたちまち低温で凍って、霧状に分解されてしまうのである!」

「も! もしかして! 俺のタケコプターは!」

「やっと気が付いたか! 本郷田ほんごうだタケシ! そう、お尻から出たプウによって回転を生じたタケコプター! その回転によって君が放出したウ○コもまた、飛行機のそれと同様に霧状に分解されるのだ。これで、もう! 君はどこでもウ○コがし放題! トイレの場所を探さなくてもいいのだよ!」

「そ! それはすごい! 画期的だ! ならば!この尻についた甲羅は何なんだ!」

「甲羅だと? いったい何を言っているのだ本郷田ほんごうだタケシ!」

 と、びっくりしているデスラー副院長に鰐川わにがわヒロシが恐る恐る声をかけた。

「あの……そのことで、一つよろしいでしょうか……デスラー副院長……」

「なんだね! 鰐川わにがわ君! 言ってみろ!」

 デスラーは厳しい表情を鰐川わにがわに向けた。その表情はまるでブラック会社に勤める課長が自分よりもできる部下からの提言に嫌そうに答えるかのようである。

 まぁ……仕方ない……ショッカー病院は患者にも従業員にも超厳しいブラック、いわゆる暗黒組織なのだから。

「あの……ですね……タケコプターの回転が逆回転になっているのではないでしょうか?」

「なんだと!」

 デスラー副院長の反応は当然、怒りである。

 そう、ブラック会社において、下の身分の者が上の者へ進言するなどという愚行があってはならないのである。

 上司が「右」といえば、左折しなければならない道も右に曲がらないといけない。

 課長が「白」といえば、オセロだって両面を白色に塗り替えないといけないのだ。

 そして、その失敗した行為を理不尽に問い詰められて責任を取らないといけないのである。

 それがブラック! 暗黒会社といううものなのだ。

 だが、これでも鰐川わにがわヒロシは医者である。物事を客観的に分析することには長けていた。

 しかも、理系オタクの特徴で、空気が読めないときているwww

「そのため……分解されたウ○コがケツへと戻ってきて、その表面にこびりついているように思われるのです」

 この鰐川わにがわの説明にタケシも驚いた!

「なんだと!」

 ――仮面ライダーの装甲だと思っていたものが、実は!ウ〇コ⁉

 そのウ〇コが、たんにケツに引っ付いて、干からび固まっているだけだというのか⁉

 確かに……ウンコが乾燥すると固くなる……

 しかも……その発生する匂いは格段に落ちるのである。

 ――俺は! まさか! うっかりと、その匂いを嗅ぎ落していたのか⁉

 タケシは今一度、ケツについた甲羅を何度も触ると、その手についたはずの臭いをしっかりと確かめた。

 ――うーん! マンダム!

 どうやら、鰐川わにがわヒロシの言っていることで間違いないようだったw

 ――だが、おかしいではないか!

 先ほど手術台に仰向けで横たわっていた際に蓄えられた『ぷうっ! あっ! エネルギー』。その時に発生した黒ナマコ怪人は、今、タケシの足の下でつぶれているのである。

 もし、仮に鰐川わにがわの言っていることが正しいのであれば、黒ナマコ怪人はタケコプターによって粉砕されて、ケツの装甲に変わっていないといけないはずなのだ。

 しかし、ケツを触るタケシはこの時に気づいた。

 デスラーという男の器の大きさに!

 というのも、尾てい骨につけられたタケコプター。この軸の部分がにゴムのような柔らかい素材になっていたのだ。

 そのため、仰向けで寝ていたタケシのケツの下では、タケコプターがお尻に刺さらないように折り曲げられ、肉と手術台とに挟まれていたのである。

 そう! それは愛!

 どこぞの半島の書記長のように、端から見たら全く理解ができない大衆に向ける深い深い愛なのである。

 だから、本来、黒ナマコ怪人はタケコプターの回転によって霧状に粉砕されないといけないにもかかわらず、いまだに手術台の上に残っていたという訳なのだ。

 ――なるほど! 俺のお尻を気遣ってくれたという訳か……やるな! デスラー

 

 そんなタケシの驚きをさておき、ヒロシは言葉をさらに続けていた。

「もう一つ、いいでしょうか……デスラー副院長のおっしゃるウ○コを飛行機外に放出するというのは、はるか昔、1950年代の話で、今は、機内のタンクにためて到着地でちゃんと処理をしているはずです」

「なんだと!」

 この説明にデスラーの表情は、ますます赤くなった!

 今やこの手術室には、発電室の修理を終えた研究員たちも帰ってきている。

 そんな部下たちの前で、鰐川わにがわヒロシはデスラーの失敗を次から次へと晒しまくっていたのである。

 それは、ブラック会社においては禁忌の中の禁忌!

 現実の日本社会においても命に係わる事象なのである。

 だが、調子に乗ったヒロシは止まらないwwww

 そして! とどめの一言!

デスラー副院長wwwwさすがに、その情報は前時代的すぎますよwwww」

 こいつwwwwマジで空気が読めねぇwwww

 確実に死んだなwwww